テーマ:スイーツ★スイーツ(13235)
カテゴリ:食べました & 飲みました^^*☆
年末に 思いがけなく 高校時代の親友から送られてきた、 『 長崎堂 の バターケーキ 』。 毎年年末に このバターケーキを並んで買うのが 彼女宅の恒例行事となっており、 ついでに りうりうにも 買ってきたよ、と。 をを! これこれこれっ! 少なくとも、40数年間、このパッケージは変わっていないハズ。 思いがけなさと 懐かしさに 暫し 固まり、 気付いたら、ちょっと 涙が出てたりして、自分でも びっくりする。 このバターケーキをゲットするためには、作っているお店にまで足を運ぶしかなく、 もしかしたら、出逢えたのは 20年ぶり、くらいになるかも知れない。 近年は、TVで紹介されたのもあって、 毎日 行列で、午前中には売り切れるとか 耳にしていた。 それを わざわざ送って貰って、感謝感激、である。 私にとって、幼少期からの二大スイーツは 父の東京出張の定番お土産だった 『 鳩サブレー 』 と この 『 長崎堂のバターケーキ 』。 なにを隠そう、私がカステラ嫌いとなった 根源は、 この 『 長崎堂のバターケーキ 』 にある。 私の実家でも、年に1度、年末に 父が買って帰ってくれていた。 ものごころついてから、 年に1度しか食べられない、この長崎堂のバターケーキが私は大好きで。 それを食べることができる年末は、それだけで一大イベントでもあった。 その垂涎のバターケーキが2段に入った 後光が射しているやうに見える箱を 父が持って帰る日のあの興奮。 父の足音を待ち切れず、外まで迎えに出る あのわくわく感を、 40数年(50年近く?)経過しても、未だに忘れていない。 で、幼かった私は( おそらく3歳か4歳 ) 「 長崎堂 」 という名前から、 このバターケーキは 長崎のものだと思い込み、 ある日、長崎への出張から帰宅した父のお土産である 「 福砂屋 」 の カステラを 「 四角いけれど、長崎堂のバターケーキ 」 だと 勝手に思い込んで 大喜びで一口食べ、 結果、お味が違うために、大拒否反応を起こしてしまったのである。 幼児期の食べ物に対するトラウマというものは酷いもので、 以来、私は、カステラが全くダメで 受け付けない。 どうしても食べなくちゃならないハメになったときは、 わざわざ生クリームをホイップしてのせる(゚゜)\バキ☆ それができなければ、完全アウト。 唯一の例外が、母のすぐ上の姉である伯母のお手製の 卵の香りいっぱぃの極上カステラであったが、 その伯母も 先年、逝ってしまった――。 「 バターの香りがあるかないか だけ ぢゃん 」 などという、皆の突っ込みや非難攻撃は その都度 「 カステラと長崎堂のバターケーキを一緒にするな! 」 鼻息荒く一掃する。 私の「 バターケーキ 」のお味 の標準も、 この「 長崎堂のバターケーキ 」 となる。 昔と違い、美味しいもので溢れているこの時代でも、 バターケーキで、この長崎堂を超えるものに 出逢ったことがない。 K市に、このバターケーキと肩を並べる味、 という 評判のバターケーキがあるので、 ほんとかどうか、今度、食べてみやう(゚゜)\バキ☆ わざわざ 送ってくれた友人に、こころから深謝。 この度 何故 『 長崎堂 』 なのか、を初めて識る。 初代店主さんが 長年長崎で修業され、 工夫と研究を重ねて、このレシピをつくられたからなのだと。 50年近く前(滝汗)の幼少期に感嘆したお味と 寸分違わない、お味と香りに感動する。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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