7月の3大模試より
3大模試と呼ばれる首都圏中学受験・大手公開模試の7月の受験者数がまとまった。3大模試は首都圏模試(統一合判)・日能研模試(全国中学入試センター模試)・四谷大塚(合不合判定予備)の3つの模試で、今年は首都圏模試が7月6日、日能研が6月29日、四谷大塚が7月13日。日能研模試は6月中だったが、例年7月初旬の志望校判定テストが曜日配列等で今年は6月29日になり7月には実施されないため、このテストも例年通り「7月の模試」として位置づけします。3大模試の合計では、男女合計で43,736人の受験者数でした。昨年とほぼ同数。男女別のこの8年間の7月の受験者数推移に関して、全体的には中学受験拡大で男女とも「空前の激戦」と呼ばれた一昨年までは受験者数が右上がりで上昇。しかし、男子は一昨年がピークで昨年が減少、今年は昨年よりは微増になっているものの、大きくは増加していない。小6生人口では一昨年がピーク、昨年は減少、今年は一昨年ほどではないにせよ増加の年です。その割には男子の模試受験生は増えていないため、頭打ち状態になっている。一方、女子は男子に比べて習い事などで本格的な受験モードに入るのが遅い受験生も少なくないことから、以前は男子よりも常に少ない模試受験生だったが、挑戦受験が活発化して模試受験生が増加、昨年男子と同水準に並び、今年も微増状態。やはり今年は人口増加の年ですから、今までの女子受験生の勢いならもう少し模試受験生が増えてもおかしくないところだが、やや頭打ち傾向が出ている模様。今年の6年生はサンデーチャンスの年とあって、挑戦志向の受験生が増えて早いうちから過熱気味になるのでは?と予想した受験マスコミもあったが、受験生・保護者には冷静な雰囲気を感じる。