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2010.05.29
テーマ：ニュース(100025)
カテゴリ：ニュース
昨日の夜、福島氏を罷免した鳩山首相。
社民党には連立政権に残るよう訴えた。  社民に連立維持呼び掛け＝鳩山首相（時事通信） なぜ鳩山は社民党との連立を維持したいのだろう。 今さら支持率低下を気にしているのか？ あれだけ「政治とカネ」の問題で人気を失っているというのに。 普天間の移設では政治家として資質に問題ありとバレてしまったのに。 支持率回復を狙うなら、社民党ではなく別のことを考えるべき。 社民党と民主党は考え方が大きく違う。 福島氏を罷免したことで、鳩山はそのことを学んだのではなかったのか？ 罷免の件については以下の記事ですでに書いた。 鳩山、福島消費者相を罷免 単に鳩山は政治からしからぬ「いい人」なのかもしれない。 （単なる「お坊ちゃん」という説もある） または「いい人を演じたい」のか。 どちらにしろ、こぼれた牛乳がコップに戻ることはない。 皿は割れてしまったのだ。馬の前足は砕けてしまったのだ。 正直私は思う。 考え方を変えた鳩山と、意地でも曲げなかった福島。 正しい、間違っているとは別に「あっぱれ」なのは福島だ。 あるテレビ番組でいわれていたことがある。 それは以下の言葉。 社民党は絶滅危惧種だ 支持者には悪いが、この言葉は社民党をうまく表現している。 「山は動いた」と土井たか子が言った８９年。 社会党は今より存在感があった。 ９０年の総選挙では１３６議席を獲得。 文句なしの野党第一党だった。 だが、その後は自民との連立を組むなど右往左往。 民主党に流れる議員もあり、支持者を減らしている。 今となっては党の存続すら危うい。 私は福島に願うことがある。 このまま夏の参議院選挙で負けたとしても。 「自分は間違っていなかった」と意地を張り続けてほしい。 そうした福島の姿勢は、自分の考えを変えた鳩山のアンチテーゼとなる。 会社組織でも国会議員でも「うまく立ち回る」ことが求められる。 それがうまくできない福島は政治家としては失格なのかもしれない。 だが、「頑固で不器用な福島」はある意味尊敬できる。 その福島氏は連立離脱を考えている。 福島党首が連立離脱の意向 辻元副大臣の辞任も（北海道新聞） 問題は党内調整だけだろう。 「連立政権に参加していたほうがいい」と考える人も党内にはいる。 現実問題として政権にはまだ辻元清美氏がいる。 国土交通副大臣である彼女が辞任するかどうか。 連立政権に残るか否かは彼女の動向でわかる。 社民党の全国幹事長会議は明日３０日。 ここで結果が出る。 もし社民が連立に残るなら、私には理解できない。 追記 社民党は連立離脱を決めた。 社民、連立離脱を決定＝全国幹事長会議（時事通信） 辻元清美国土交通副大臣は明日、辞表を提出する。 意地を通した。 それでこそ社民党だ。 *********************** 関連記事 「これからも連立」鳩山首相、社民に連立維持求める面の皮・・・ *********************** ※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。 バナーにクリック願います。  ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2010.05.30 19:05:14
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