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2010.07.26
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テーマ:ニュース(100037)
カテゴリ:ニュース
25日に埼玉県秩父で墜落した防災ヘリ。
乗組5名が亡くなった。この件についていろいろ考えてみたい。

   目

まず、この件は以下の記事ですでに書いた。

埼玉、防災ヘリ墜落!

現場に降下して助かった隊員2名は「ばたつくような音」を聞いた。

隊員降下中に異変「ばたつくような音」…ヘリ墜落(読売新聞)

この異音が事故原因と関係があるのか。
検証を待つしかない。

ところでこの事故で気になることがある。
要救助者の女性が滝に転落したのは24日午後4時ごろ。
転落現場は携帯電話が通じなかった。
そのため110番通報したのは次の日25日朝8時半ごろ。
26日朝日新聞朝刊には、女性に対し同行者が蘇生を試みた。
しかし息を吹き返さなかったとある。

滝に落ち、息を吹き返さない人に対し、ヘリが現場に急行。
この女性を収容するために7人が命がけの作業をする。
そして救助作業中に二次災害が起きてしまった。
ヘリ出動の判断は正しかったのか?

日本人は遺体に敬意を払うもの。
もちろん今回は医師による死亡確認は現場でできなかった。
以下の記事によると、女性は自衛隊ヘリで病院に搬送され死亡が確認された。

ホバリングの救助ヘリ墜落、5人死亡(日刊スポーツ)

遺体収容も大事な任務だが、そのために5人が事故で亡くなる。
こんなことがあってはならない。

以前、テレビで海難救助の訓練が紹介されたことがある。
教官がまず教えるのは、「救助する側が死なないこと」だそうだ。

もし隊員が死んでしまったら。
その遺体を収容するためにもっと大掛かりな体制が必要。
また、同僚の死を見て隊員にも動揺が出る。
より多くの人命を危険にさらしてしまう。

私は思う。
救助する側の隊員に必要なこと。
それはこれだ。

臆病者になる勇気

登山で言われる「引き返す勇気」。
それを人命救助する隊員は持ってほしい。
隊員も人間だし家族がいる。
英雄にならなくていいから危険だと思ったら引き返してほしい。
もちろん、我々一般人も引き返した隊員に理解を示すべき。

ところが人間は弱い。
もし自分の家族が要救助者であったら。
「どうして引き返した!なぜ救ってくれなかった!」と言うに違いない。
人間とはそういうものだ。

もうひとつ、この事故で気になるのは「自己責任」。
イラクでの人質事件から、日本ではこの言葉が流行しているようだ。

「山登りは自己責任で」という意見をネット上で見かけた。
確かに事故が起きるというリスクは覚悟してほしい。
でも「自己責任だから助けに行くな」ということになるのか?
そんな意見を見かけて私は疑問に思った。

夏になると山だけでなく海は海水浴客で混雑する。
「海は危険だから」「二次災害があるから」溺れた人を救助しない?
ならば、船は沈没するリスクがあるから海に投げ出された人を助けない?
いつの間にか、日本は冷たい国になってしまったのか。

今回のような二次災害は防がなければならない。
だが、「自己責任だから助けに行かない」というのはおかしい。

追記

この件を考える視点は多い。

「中高年が山に登るな」という批判もある。
5人が亡くなったことを考えれば。
こうした批判が出るのはわからなくはない。

だが、転落した女性にどの程度落ち度があったか。
勝手に想像して批判している人が多くないか?

どの程度の装備があり、登山予定があったのか。
明らかになっていないことが多い中、批判されているのは疑問。
そうした人はNHKで中高年の低山登山の番組にも批判するのか。
本屋に行って中高年用の登山指南本を批判するのか?

それなら砂漠を走るマラソンとかWRC(世界ラリー選手権)も批判されるべき。
ダカール・ラリーなんかもっと批判されてもおかしくない。

身近なところで言えば、ヨットは沈没と遭難の危険がある。
自転車やバイクは事故の事件がある。
飛行機だって墜落の可能性がある。
この世は危険なものだらけ。
期間があるものをすべて排除したら。
つまらないだろうなあ。

事故が起きるといろいろ批判は出る。
その批判は日本社会を表現しているだけに注目してしまう。


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最終更新日  2010.07.26 11:41:39
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