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2010.07.31
テーマ：ニュース(100025)
カテゴリ：ニュース
大阪市西区のマンションで幼い２人の子が遺体で見つかった。
大阪府警は２３歳の母親を逮捕した。  「子育て嫌になった」 大阪・幼児２遺体、２３歳母親を逮捕（中日新聞） 逮捕された母親はこう言っている。 「育児がいやになった」 子は親を選べない。 「運が悪かった」ではすまない。 遺体で見つかったのは３歳の長女と１歳の弟。 ６月頃死亡したものと見られる。 死ぬ直前の数日、幼い姉弟は食事していなかったという。 何も食べず、苦しかったことだろう。 逮捕された母親にはネグレクトを含む虐待の疑いがかねてからあった。 近隣住民が通報した。 ３月から５月にかけて、大阪市の職員が５回訪れた。 しかし亡くなった姉弟を救うことはできなかった。 適切な体制。 そして児童相談所などスタッフに権限を与えなければ、再発は防げない。 虐待の通報については、以下の記事に書いた。 幼児虐待を通報すべきか 児童虐待、通報で１０万円の「情報料」 前にも同様の事件があった。 今後もあるだろう。 以前にもブログで以下の疑問を投げかけた。 今回も投げかけてみる。 「死んだ幼い姉弟は、この世になぜ生まれてきたのか？」 一部の人たちはこう言う。 「この世に生まれてきたのは何か意味があってのこと」 ならば、たった３年と１年で死んだ姉弟にどんな意味があったのか。 誰か答えられるのだろうか。 ３１日読売朝刊「編集手帳」はこの件について書いている。 ７月３１日付 編集手帳 与謝野晶子を取り上げ、今回の虐待死事件を嘆いている。 「新聞は権力を持つ」と言われる。 社会的に影響力があるということ。 だが、度重なる虐待死事件を新聞が伝えても事件はなくならない。 教養ある新聞記者たちがいくら優れた記事やコラムを書いたとしても。 新聞だけではなく、テレビやネットも同じ。 メディアの影響力とは何とちっぽけなものだろう。 鬼母は、メディアの拙さを証明し、幼い姉弟はそのために死ぬ。 もしそれが教訓なら、この世は何と残酷なのだろう。 「現実に存在する地獄」それが現代社会だ。 今日もどこかで虐待されている子どもたちがいる *********************** 関連記事 幼児2遺体事件 下村早苗逮捕 動画あり *********************** ※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。 バナーにクリック願います。  ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2010.07.31 11:37:03
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