カテゴリ:アニメと漫画
手塚治虫の「ミクロイドS」全3巻を読んだ。
(この記事、ネタバレあり)
話の始まりはアメリカのアリゾナ砂漠。 そこでヤンマ、アゲハ、マメゾウの3人が登場。 彼らは人間から見るととても小さいミクロイド。 ギドロンの奴隷として存在している。 人間を滅亡に追い込む陰謀を持つギドロン。 ヤンマは父親から人間界へ警告を発するよう命じられる。 ヤンマは、殺されかけていたアゲハとマメゾウを助ける。 3人で人間たちに訴えかけるが受け入れてもらえない。 いろいろあって3人は日本へ渡る。 そこでマナブと小山田に出会う。 しかし小山田はギドロンの追っ手によって惨殺される。 マナブは父親でノーベル賞受賞の科学者、美土路博士と3人を会わせる。 ヤンマの兄でアゲハの恋人であるジガー。 ギドロンの命令で日本にまでヤンマたちを追ってくる。 虫が好きでペンネームにまで虫を付けた手塚。 その彼が、人間による環境破壊を漫画に取り込んだ作品。 ヤンマはジガーと対決し、ジガーは死ぬ。 アゲハも苦しみつつ死ぬ。 アニメ版とは違って漫画は内容が残酷。 レイチェル・カーソンが、農薬の危険を訴えた「沈黙の春」。 日本でも有吉佐和子が「複合汚染」を発表。 かなり前から人類は「このままじゃいけない」と気がついていた。 ヒッチコックではないがある日自然が人類に襲いかかる。 そんな日が来たとしても何ら不思議ではない。 この作品は過去のものだが、今でも十分通用する。 人類が反省しないだけの話だ。 *********************** 関連記事 手塚治虫(16) 「ミクロイドS」 *********************** ※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。 バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.08.28 11:06:26
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