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新制度になって合格率上昇を目指した司法試験。
25%と国の目標を大きく下回った。 新司法試験:合格率、最悪の25% 4回連続で低下 合格者数、目標遠く(毎日新聞) 法曹界により広い人材確保を目標とした。 だが、結局見通しが甘かったということ。 司法試験については以下のような問題点が明らかになった。 1、法学部以外の学部出身者は17%と低く、既修者の約半分。 2、法科大学院間の格差が一層顕著になった。 3、合格率は過去最低。 4、新試験は3回の不合格で受験資格を失う。 難関の司法試験に社会人経験を持つ人が挑戦するのは無理がある。 今回の結果からはそう判断するしかない。 法科大学院で最高の合格率を誇るのは慶応大。 50・4%という数字はすごい。 逆に鹿児島大、姫路独協大では合格者がゼロ。 今後、統廃合が検討されることだろう。 02年に閣議決定された司法試験合格者数は3000人。 ところが実際は2074人。 このことから言えるのは以下のこと。 A、国の見通しは甘かった。 B、法曹界の質低下は避けられた。 司法修習生(司法試験合格者)となっても。 国家試験である司法修習生考試がある。 「二回試験」と呼ばれるこの試験に合格して初めて法曹界にデビューできる。 最近、この試験に不合格となる司法修習生が目立っている。 現行63期司法修習2回試験(孝試)卒業試験不合格率過去最悪 ↑この試験結果は旧試験でのもの。 新司法試験なら、さらに悪い結果が出るだろう。 これは法曹界の質の低下を招いているのではないか。 そう考えているのは私だけではあるまい。 修習期間をもっと長くすることも検討されるべき。 司法試験に合格しても、経済的な負担も大きな問題だ。 今まで司法修習生は給費制だった。 しかし制度改革により、これからは資金の貸与制へと変わる。 広く人材を求める割には、裕福な人が優位となる今の制度。 これで司法改革はいいのだろうか? 問題山積の司法試験。 このままでは改革どころか後退だ。 ※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。 バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.09.10 10:36:41
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