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12日深夜、戴秉国国務委員が丹羽駐中国大使を呼び出した。
日本で身柄を拘束されている中国漁民と漁船の送還を要求した。 国務委員、「政治決断」要求=丹羽大使を深夜呼び出し-漁民釈放へ異例対応・中国(時事通信) なぜ、この件が重要視されるのか。 それは尖閣諸島領有権問題があるから。 副首相級の国務委員が深夜に大使を呼び出す。 中国がこの件を重要視している証拠。 先日、海上保安庁巡視船と中国漁船の衝突事件が7日に起きた。 現場は尖閣諸島。 すでに那覇地裁石垣支部は10日、船長を10日間の拘置と決定。 中国人船員14人は石垣港に係留中の漁船に待機している。 中国漁船・尖閣領海内接触:中国人船長拘置認める(毎日新聞) すでに中国側は東シナ海ガス田での条約交渉延期を決めた。 日本政府に対する圧力という解釈しかできない。 この件で思い出すのは大津事件。 ロシアの皇太子が大津で日本の巡査に切りつけられた事件だ。 皇太子は負傷したものの、命に別状はなかった。 時の日本政府は巡査を極刑に処すよう求めた。 しかし大審院、そして院長の児島惟謙はこれを認めなかった。 三権分立は守られなければならない。 もし政治圧力で法律が曲げられるようなことがあれば。 それは司法だけでなく、国そのものの危機と言える。 中国は大国とはいえ、他国に求められて法を曲げるのであれば。 法律に対する日本国民への説得力はなくなる。 今さら言うまでもなく中国は隣国。 いろいろな面で深く付き合って行かなければならない。 無用な対立は避けるべき。 だが、領土問題と三権分立はどうしても譲れない。 以下の外務省見解にあるように、尖閣諸島は日本の領土だ。 尖閣諸島の領有権についての基本見解 日本政府は中国に甘く見られている。 ここは毅然とした態度で国務委員の要求を拒否すべき場面だ。 今こそ日本の政治と外務省の真価が問われる。 *********************** 関連記事 中国漁船の尖閣諸島の領海侵犯、世界が注視する強硬中国と弱腰日本の対立! *********************** ※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。 バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.09.12 15:43:31
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