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2010.10.14
テーマ：ニュース(100035)
カテゴリ：ニュース
チリ北部にある鉱山で起きた落盤事故。
取り残された３３人を救出する作業が完了した。  「フェニックス」と呼ばれる特製脱出カプセル。 地下７００メートルから人を引き上げる。 チリ落盤事故、33人全員が生還（日本経済新聞 電子版） 読売は大統領が支持率アップにこの救出劇を利用していると書いている。 すでに支持率は１０ポイント上昇したという。 チリ大統領、奇跡に「便乗」？支持率急上昇（読売新聞） この読売の指摘は見逃せない。 チリは鉱山資源が大きな収入源。特に銅は世界最大の産出を誇る。 もともとこの落盤事故は、鉱山の安全対策に疑問がある。 大統領も地質鉱山のトップを解任した。 鉱山労働者が地中から生還できたことはうれしい。 だが、大切なのは事故の再発防止。 今後もチリでは鉱山での採掘が続く。 その際、どうやって事故を防ぐか。残された問題は大きい。 無事に救出された３３人だが、その後のケアも必要だ。 劣悪な環境で救出を待つノウハウはＮＡＳＡが協力した。 地中と宇宙空間。 閉ざされた場所という点でアドバイスしたという。 ７０日と長く地中にいた人は、まず目が地上の光に耐えられない。 粉塵で呼吸器系への影響も懸念される。 精神的にも人間のリズムは狂っているはず。 ＰＴＳＤなど、長期的な精神的ケアが必要となるだろう。 極限状態になると発揮される、人の結束力にも注目したい。 犯罪被害者と犯人との結束ができるストックホルム症候群。 同じ場所にいると、犯人と人質でもつながりが生まれる。 今回の件では、生存へ向けた団結力があったからこそ助かった。 心理学、社会学的にも注目すべきケースだ。 この救出までの記録を映画化するという話があるという。 本の出版も計画されている。 後の鉱山安全計画にとって有益なものであるなら。 記録として残しておくのも悪いことではない。 「よかったよかった」で終わらせないという条件付きだが。 ３３人全員の救出を願う。 残された問題も大きい。 *********************** 関連記事 「チリ落盤事故」６９日ぶり奇跡の生還 ■【チリ落盤事故】１人目を救出 ６９日ぶり「奇跡の地下700mからの生還」・・・・涙・涙・唯感激! チリの奇跡の救出劇 チリ鉱山落盤事故 ３３人全員救出 チリ落盤、救出開始～歴史的帰還に笑顔、笑顔！！！ 【チリ落盤事故】救出が始まる チリ 炭鉱落盤 半数生還 ＜チリ落盤事故＞徐々に救出進む ★奇跡の生還者・・・第一号 チリ鉱山落盤事故、救出作業進む？ チリ鉱山落盤事故、作業員ついに地上に チリ鉱山落盤事故から奇跡の生還 *********************** ※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。 バナーにクリック願います。  ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2010.10.14 20:24:48
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