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障害者団体を名乗り、郵便割引を悪用していた事件。
結局、厚労省元係長の単独犯で終わりとなるのか。 20日、この事件での裁判が大阪地裁で行われた。 文書作成の権限がない元係長の犯行だと、検察は訴因変更を求めた。 元係長の訴因変更を請求=村木さんの関与外す-証明書偽造で検察側・大阪地裁(時事通信) この件では村木厚子元局長が無罪となった。 (04年当時、証明書の作成権限は村木さんにあった) 村木元局長は無罪、郵便不正事件 加えて、村木氏の公判では検事によるフロッピーの改ざんが指摘されている。 特捜検事、証拠隠滅で逮捕 さらに、当時の特捜部部長まで逮捕されるという事件の拡大を見せた。 改ざん事件で前特捜部長を逮捕 大阪地検特捜部が担当したこの事件。 当初は現職国会議員の関与も疑われた。 しかしその議員にはアリバイあり、関与は証明できない。 偽の団体証明書を出したとされる係長の上司が村木氏だった。 係長である上村勉被告の単独犯であるならば。 この事件、特捜部が読みを完全に間違ったこととなる。 当たり前だが、検事の役目は「実際にあった犯罪事実」を世に出すこと。 取調べがこれからという時点で、読みが違うことはありうること。 必要なのは「間違えない」ことではない。 人間である以上、間違えないなどということは不可能。 犯罪の規模が取り調べ前の読みよりも小さかった場合。 その小ささを認めることができるかどうか。 もしフロッピー改ざんをしたとされる主任検事がそれをできたなら。 何も問題はなかった。 プライドの高い、巨大権力を持つ組織の一員は、時に意固地となる。 検事の評価基準というものも、問題の背景にあるはずだ。 この事件をきっかけに、検察はもう一度原点に戻る必要がある。 検察官はなぜ必要なのか。特捜部の存在する意味は何か。 人間は間違える。検事も人間。 間違えた時にそれをどう認めるか。 検察官の度量が試される。 ※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。 バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.10.20 18:43:12
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