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今日21日は、羽田空港の新国際ターミナル開業。
アジアのハブ空港として羽田は評価されるのか?
目指すはアジアのハブ空港=羽田、新国際線ターミナル開業-世界17都市向け運航へ(時事通信) 羽田空港拡大については新聞各紙でも取り上げられている。 来年2月までに世界17都市への国際定期便運行が決定。 この拡大で大きいのは、成田が不可能としている深夜枠。 羽田ではシンガポールやタイ、欧米路線で深夜の発着が実現。 空港へのアクセスとしてモノレールや鉄道も早朝の営業を開始した。 24時間運行に対応するためだ。 競争相手となるのはソウルの仁川空港。 発着料金の安さで羽田の一枚上を行っている。 日本の発着料金の高さは異常。 ジャンボ機で比較すると、ヒースロー(イギリス)は約7万円。 ところが成田の着陸料は以下の記事によると約77万円。 待望の羽田「国際」空港がスタート(ウォール・ストリート・ジャーナル) これでは世界と競争できるわけがない。 しかも、仁川は金浦空港と高速鉄道で結ばれている。 国内線とチャーター便で使われる金浦空港。 日本で言えば、成田と羽田の関係に似ている。 成田は東京から遠い。 しかも羽田との間にアクセスがいいとは言えない。 ソウル以外にも、アジアに競争相手は多い。 シンガポールのチャンギ空港は設備が世界有数。 長時間の乗り継ぎ客用に無料の市内ツアーまである。 バンコク(タイ)にあるスワンナプーム空港も先日高速鉄道を完成させた。 クアラルンプールの国際空港(KLIA)や香港、台湾もある。 日本は、JAL(日本航空)が経営再建途中。 格安な航空券を売りにしているLCCも日本に参入してきている。 日本は何を売りにするのだろうか。 セールスポイントが見つからない。 地方からソウルに向かう便が多いため、「空の空洞化」が起きている。 羽田の拡大は、その流れを取り戻せるのだろうか? 成田と羽田の使い分けも重要なポイント。 今までは「国際線は成田、国内線は羽田」という分類があった。 これからは羽田の定期便拡大でその分類はどう変わっていくのか。 下手をすれば成田の縮小にもつながる。 あてにはできないものの、政府と国土交通省がプランを立てるしかない。 航空の分野では失敗ばかりの政府。 失点を少しは挽回できるのだろうか? 羽田拡大で日本の空はどう変わるのか。 しばらくは観察が必要だ。 ※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。 バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.10.21 17:24:30
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