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2010.11.09
テーマ：ニュース(100036)
カテゴリ：ニュース
桐生市での小６女児の自殺で学校はいじめを認めた。
しかし自殺との因果関係については認めなかった。  両親・学校、訴え平行線 女児へのいじめは認める（asahi.com） 上記朝日の記事によると、学校側はいじめがあったとやっと認めた。 しかし自殺との因果関係についてはこう説明した。 「いじめが原因で自殺したとは特定できない」 （上記朝日の記事から引用） これってどこかで同じ事を聞いたことはないだろうか。 医療事故の際、「ミスはあったが因果関係は認めない」のと同じ。 一定以上の立場にある人は、自分の責任から逃げたがる。 教育や医療だけでなく、それは多くの世界で同じこと。 そして時に、常識では理解できない言い訳が飛び出す。 私の経験した言い訳にはこんなものがあった。 「ミスだが、間違いではない」 話を女児の自殺に戻そう。 教育長はこうコメントしている。 「明子さんがＳＯＳを出していたと思うが、受け止める感受性みたいなものが少し不足していたのではないか」 （同じく朝日の記事から引用） 女児が自殺しているのに「少し」とは何なのか。 不適切な言葉だと思わないのだろうか。 いじめと自殺の因果関係を認めない学校側に感受性はあるのか。 大いに疑問だ。 この女児自殺については以前から何度も記事にした。 いじめで自殺した小６女児 自殺した女児が遺した漫画 自殺した女児、「うらむ人にやりかえす」 女児のいたクラスでは、学級崩壊が起きていたという。 頼りにならない担任。その上司は保身ばかり考えている。 そんな中、教室で孤立し給食を一人で食べる女児。 さぞや辛かっただろう。想像しただけで背筋が寒くなる。 ひとつだけはっきりしていることがある。 それは、この学校では子どもたちは守られないということ。 学校側は当初、いじめの存在すら認めなかった。 そして今度は因果関係を認めない。 これでは自殺した女児が浮かばれない。 そればかりか自殺の再発防止すらできないだろう。 結局、学校側は責任を取るのが嫌なだけ。 以下の図式になっている。 学校幹部の保身 ＞ 子どもたちを守ること 以下の記事にあるように、左遷や賠償問題があるからか。 小6女児自殺「いじめ原因」認めぬ学校―頭よぎった？賠償と処分（J-CASTニュース ） 学校側がいじめを認め、因果関係を認めるまで何年かかるのだろう。 一部の保身でいじめへの対策はますます遅れる。 この小学校こそ、仕分けが必要ではないか？ 教育の現場は恐ろしい。 *********************** 関連記事 いじめはあった けれど自殺との因果関係は認められない！ 小学校6年生女子自殺の件について。 「朝ズバッ！」で、小６女児自殺事件を語る みのもんた の見識？ *********************** ※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。 バナーにクリック願います。  ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2010.11.11 17:44:57
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