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カテゴリ:ニュース
連日報道され、このブログでも書いているタイガーマスク運動。
今日はその先について書く。 懐かしヒーローずらり“タイガーマスク運動”展開中(スポニチ) アニメで伊達直人の声を担当した森功至さん。 こんなコメントを残している。 「善意の連鎖は大変良いことだが、ただの便乗、ノリだけの模倣なら寂しい。一過性のブームで終わらないことを願うと同時に、本来ならタイガーマスクの出番がない世の中になってほしい」 (スポニチの記事から引用) このコメント、すごく大切なことを述べている。 ヒーローがいる、ヒーローを待ち望んでいる世界は不幸。 「ヒーローなんて要らない」という世界を目指さなければならない。 タイガーマスク運動が共感を呼ぶのはそこに不幸があるからだ。 今日12日の読売朝刊、時事川柳を紹介する。
善意があることを喜ぶのはいい。私自身、連日喜んでいる。 だが喜んだ後でその先を考えることも必要。 民主党政権は「最小不幸社会の実現」を目指し、子ども手当を実施。 「バラマキ」との批判もあり、民主党の支持率は落ちている。 タイガーマスク運動が多くの共感を得ているのとはまったく逆だ。 物が贈られた児童養護施設は全体から見ればごく一部。 「僕の所にも来るかな?」と心待ちにしている子は多くいるはず。 今回のタイガーマスク運動は、まさにこの点を浮き彫りにした。 「政治の不足をタイガーマスクが補う」のでは政治の意味がない。 伊達直人が不要になる世界を目指そう その実現はいつになるのだろう? 政治は伊達直人の代わりができるのか? *********************** 関連記事 全国の児童養護施設の緊急実態調査を望みたい 全国の伊達直人が活躍している今、政治家も負けてはいられない。 児童養護施設の実態にスポットライトをあてた伊達直人は偉大だ。 政治は「選択と集中」だと言われる。 児童養護施設が見捨てられないよう、しっかりフォローする。 それが政治の役目。 タイガーマスク運動の意味するもの こちらの記事にあるように、日本にも寄付の文化はある。 伊達直人という象徴があれば、日本でも寄付は行われる。 「寄付を受ける人々のニーズを捉えた寄付を行う」というのはそのとおり。 寄付には「選択と集中」が必要。 本来、それをすべきは伊達直人でなく政治なんだけど。 児童養護施設に入所している3万人のこどもたち 児童養護施設にいる子どもたちは3万人を超えている。 その事実ですら、伊達直人の活躍がなければ私は知らなかった。 自分の無知ぶりにあきれるばかりだ。 自殺者が年間で3万人の国、日本。そして3万人の子どもたち。 なぜ彼らが児童養護施設にいるのか、追求が必要。 *********************** ※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。 バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.01.12 18:06:54
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