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カテゴリ:ニュース
アメリカのクイズ番組で、コンピューターがクイズ王に勝った。
これは何を意味しているのだろうか。
IBMの製作したWatson。 トロントをアメリカの都市と回答する初歩的な間違いがあった。 だが結局は人間のクイズ王に勝った。 スパコン『Watson』が脳にかなわない理由(Wired Vision) IBMのスパコンが、クイズ問題を間違えた理由(Wired Vision) 技術的特異点(シンギュラリティ)という言葉を始めて知った。 (やはり文系はこうした情報については駄目だな) IBM、クイズ対決で人間に勝利した「Watson」の医療向け実用化を計画(日本経済新聞) 読売の「編集手帳」と毎日の「余録」がこの件について書いている。 2月22日付 編集手帳(読売新聞) 余録:チェス名人のカスパロフ氏が…(毎日新聞) チェスよりもソフト開発が難しいといわれる将棋。 渡辺明竜王はソフトの強豪「ボナンザ」に勝利。 「ボナンザVS勝負脳」保木邦仁、渡辺明 だがソフト側の進歩はめざましい。 昨年10月には女流の第一人者である清水市代女流王将(当時)を破る。 将棋、ソフトが女流棋士破る! Watsonの技術が医療で使われるのは期待できる。 だが、危険な一面があることを忘れてはならない。 映画「2001年宇宙の旅」に出てきたHAL。 この優秀なコンピューターは宇宙船ディスカバリー号の乗組員を殺害する。 地球にとって人は環境を破戒する存在--。 そう判断されてしまったら。 人より優秀になった機械は人類を殺し始めるかもしれない。 もうひとつの危惧。 それは人が機械に依存してしまうということ。 「機械に任せておけば間違いが少ない」という過信。 「役に立つ機械」を使いこなせないばかりか人に害を及ぼす危険もある。 手塚治虫の代表作である「火の鳥」未来編でそれは描かれた。 西暦3404年、人類は滅亡に瀕していた。 環境の悪化から地上に住めなくなった人類。 5つの地下都市、メガロポリスに暮らす。 それぞれが巨大コンピューターの判断で支配された社会。 メガロポリス同士の核戦争で人類はほぼ死に絶える。 便利な機械を使うことは、人には欠かせなくなっている。 だが便利な一方で人は何かを失う。 その「失うもの」が何なのか、しっかりを見つめることが大切だ。 コンピューターの発達を、喜んでばかりはいられない 機械は人を「合理的判断」で抹殺する時代が来る? ※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。 バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.02.22 10:15:14
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