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福島原発へ放水のため派遣された東京消防庁のハイパーレスキュー隊。
彼らをヒーロー呼ばわりするだけの風潮を私は危険だと感じる。 「被ばく線量最大、自分でいい」=難航、緊迫…-福島原発派遣の東京消防庁隊長(時事通信) 最初に断っておくが、ハイパーレスキュー隊の活躍に文句はない。 それどころか放射線被曝のリスクがありながら、よく任務を達成した。 ありがとうございました。お疲れ様でした。 だが、彼らをヒーロー扱いするだけで思考停止している人が多い。 これには私も危険なものを感じてしまう。 もともと、福島での原発事故は何だったのか。 地震という天災だけではない。 原発推進派は事故前、「万全の備え」と言っていた。 ところが福島原発では冷却装置が破損。 コントロールできない状態となった。 はっきり言おう。 原発は「自己犠牲の上に成り立つ存在」だ。 今回のハイパーレスキュー隊。 そして東電社員と下請け業者の作業員、自衛隊の隊員たち。 放射線量を気にしながらも原発をコントロールすべく奮闘している。 ヒーローなんて必要ない世界こそ、我々が求めるべきではないか? それをヒーローだとおだてるだけで考えが止まっている人たち。 この国の未来は暗いものになるのは確実だ。 ハイパーレスキュー隊が目立たない社会。 活躍の場がない社会。そうした社会こそ必要だ。 「最後の切り札」は、それを使わなくて済むのなら使わないでおく。 セーフティーネットとして温存する。 ハイパーレスキュー隊を「どう使わないか」ということ。 それを多くの人に考えてもらいたい。 mixiでは、ハイパーレスキュー隊を賛美する日記が多かった。 ヒーローが求められる世界は、実は危険。 ヒーローがいない世界こそ必要 賛美と同時にヒーローの必要ない世界を作らない? ※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。 バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.03.25 10:33:44
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