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今日も危険で必死の作業が続く福島原発。
果たして福島原発に春は来るのか?
「沈黙の春」で環境問題を鋭く訴えたレイチェル・カーソン。 化学物質による環境汚染により、鳥や虫たちがいない春が来ると警告。 同じことが、福島原発に言えるのではないか。 彼女の言葉を紹介しよう。 自然界の保全について、われわれが慎重を欠いていた事を未来の世代はけっして許さぬだろう。 (「沈黙の春」から引用) 「沈黙の春」の最終章は、こんな言葉で始まる。 私たちは、いまや分れ道にいる。だが、ロバート・フロストの有名な詩とは違って、どちらの道を選ぶべきか、いまさら迷うまでもない。長いあいだ旅をしてきた道は、すばらしい高速道路で、すごいスピードに酔うこともできるが、私たちはだまされているのだ。その行きつく先は、禍いであり破滅だ。もう一つの道は、あまり《人も行かない》が、この分れ道を行くときにこそ、私たちの住んでいるこの地球の安全を守れる、最後の、唯一のチャンスがあるといえよう。とにかく、どちらの道をとるか、決めなければならないのは私たちなのだ (太字部分、このページから孫引き) もしレイチェル・カーソンが生きていたら。 日本の原発について、どう評価しただろう。 追記 もう4月。 もちろん福島原発にも春は来る。 だが20キロ圏の人が避難。 20キロから30キロまで「自主避難」の現在。 今までの春とは違う。 「自分たちの未来を自分たちで決める」 それが当たり前だし、そうなるべき。 「沈黙の春」は多くの人に恐怖を植え付けた。 だがレイチェル・カーソンは恐怖だけを残さなかった。 「今ならまだ間に合う」 それが彼女の訴えではなかったか。 すでに起きてしまったことはどうすることもできない。 だが未来は変えられる。 福島原発に春は来るのか? 日本の進むべき道はどちらか? *********************** 関連記事 福島原発での事故から「沈黙の春」を連想した人は多い。 いくつかブログ記事を紹介する。 沈黙の春(東北関東大震災による原発事故追記分) 地震と放射能 ~レイチェル・カーソン「沈黙の春(Silent Spring)」と原子力発電事故 沈黙の春、レイチェル・カーソンに立ち返ろう、今だからこそ(2011.3.24) レイチェル・カーソン ”放射能汚染の恐ろしさ”(「NHKデータマップ」より) 沈黙の春の再現なのか・・・ +∞ 福島原発ドーム発 ~沈黙の春 ∞+ 今読むんじゃなかった★「沈黙の春」 *********************** ※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。 バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.04.04 10:08:38
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