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7日夜11時30分ごろ、宮城県を中心に地震があった。
岩手や宮城で震度6以上を記録した。 宮城で震度6強(東京新聞) 時事通信の報道によると、けがしたのは50人。 東北地方合計で390万戸が停電しているという。 東北各県、被害の把握急ぐ=390万戸で停電-余震警戒、各原発で点検(時事通信) この地震により、宮城県に一時津波警報が出た。 山形や宮城の一部では停電した地域もある。 この地震を私が感じたのは関東でのこと。 それでも震度3から4はあった。 私は駅にいたが、誰もこの地震に驚いていなかった。 日本人が「地震慣れ」していることに、私は疑問を感じた。 人は慣れるし忘れる。 それは生きる上で必要なこと。 だが、人はもっと怖がるべきではないか。 この記事では「怖がることの大切さ」について書く。 以前、地震の少ない国から来た外国人が驚いていた。 「日本に来て驚いたのは、地震の多さと地震慣れした日本人。 地震があっても驚かず、震度について3とか4とか言っているだけ。 日本人は地震が怖くないのか?」 今回の東日本大震災で国内と海外に驚きの差が歴然としてある。 それは日本人が地震に慣れてしまっているから。 だから地震後に暴動が起きない。 原発に関しても、実際に地震が起きた日本より海外のほうが反響が大きい。 この点についてはドイツで大きな影響が出ていることをすでに書いた。 ドイツで25万人の反原発デモ ドイツ州議会選挙、福島原発が決め手 日本人はあきらめているのか。それともただ単に冷静なのか。 外国人から見ればそれは驚きなのだろう。 非常時にこそ冷静さは必要。 隣の韓国では、放射能雨を懸念して計126の幼稚園と小中学校が休校。 「放射能雨」に不安、韓国で臨時休校相次ぐ(asahi.com) 「適切な怖がり方」の基準などというものはない。 だが、私から見ても日本人は驚き方が足りないのではないか。 たとえば今回の震災で、死者はすでに1万2千人以上出ている。 もし、自分の目の前に遺体があったら人の死を身近に感じるはず。 だが数字であったなら、人の死は遠くで起きている。 数字の裏にある家族や友人の悲しみが隠されてしまうから。 目に見えない放射線の健康面への悪影響についても同じ。 「OOベクレル」とか言われても、私を含む一般人には単なる数字。 年間の自殺者3万人だって、身近に自殺者がいなければ他人事。 24万件(08年)行われた人工中絶も同じように他人事。 数字は人を忘れさせる。 忘れないためにも、日本人はもっと怖がるべきなのかもしれない。 追記 この余震で4人が死亡した。 ショック死という報道もあり、痛ましい。 東北地方で強い地震、4人死亡 原発「異常なし」(AFP) 今のところ原発に大きな被害は出ていないようだ。 *********************** 関連記事 またしても宮城県沖で強い地震 津波警報発令 宮城県沖で最大の余震 大規模な余震? 韓国は雨で休校? 7日23時32分宮城沖で余震発生!仙台市で震度6強を観測!津波警報も発令! 宮城県でマグニチュード7.4、震度6強の地震を観測 震度6強でまた津波警報 大震災から1ヶ月近くに大きな余震が追い討ちをかける *********************** ※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。 バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.04.09 09:31:33
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