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カテゴリ:旅行のこと~ヨーロッパ編
ここは、お城のお庭・・・ 夕べ泊まったトシンゲ島の東岸にあるValdemars Slot (ヴァルデマー城)。 1644年にクリスチャン4世が建てた、個人所有としてはデンマーク最大のお城だそうで、森、林、池、これが全部私有地??とびっくりするほど広い!!! シーズンオフでカフェや併設のToy Museum(おもちゃの博物館)などはやってませんでしたが、天気が良かった事を幸いにお庭を散歩しているだけで裕に1時間は経ってしまいます。 海岸でキレイな石(Diamond=ダイメンドだ~!と本人談)、お庭で木の実、なんでも拾って集めるりゅうりゅう。 お散歩をしていると遠くの森から、時折バンバンッという音が聞こえてきていました。 「ハンティングかな?」と言っていると・・・ ちょうど城主が沢山のお連れと伴に、狩りを終えてお城に戻ってきた所に出くわしたのです キャー! ホンモノの貴族だよねー?? 始めて見るわ~っ! と、ミーハー根性丸出しで一団に近づいてゆく怪しい一家・・・ 城主のご到着をお城の料理番らしき人が出迎えていました。 時刻はちょうどお昼。 午前中のハンティングを終えて、仲間とともにお食事なのでしょうか? 後からお城の脇手ににトラックを止めた従事の人らしき人に、トラックの荷台に散乱する薬きょうを見せてもらうたのぞうさん、「これ、もらってもいいですか?」と聞くと、どうぞどうぞと気前よい返事。 空だとわかっていても、なんとなくコワくて手が出せないワタシ、でもりゅうりゅうはやっぱり男の子、パパと2人で色んな色をもらって大喜び! もらったはいいけど、いったい何に使うんだ? その従事らしき人が、裏庭で今日の成果を見せてくれました。 銃声は、「キジ」を撃っていた音。 オスとメスに分けられ、キレイに並べらています。 オスのキジの長くて美しい羽をりゅうりゅうにプレゼントしてくれました。 「キジは脂肪分が少なくて美味しい。 明日のディナー用だよ」と笑っていましたが、こういう場面を見れた事は、子供にとってもとても貴重な経験だったと思います。 食べ物は、自動的にお皿に乗ってテーブルに置かれるワケではないのですよね。 こうやって生き物の命をいただき、それを一生懸命美味しく料理する人がいて始めて食卓にのぼってくるんです。 りゅうりゅうは、いたって厳粛にその光景を見ていたように思います。 でも、やっぱり「触ってみたい!」この好奇心の方が勝っていたかな? とても貴重な光景を見て、車に乗り込んだワタシたちは、お城の森の間を走り出します。 すると・・・ シカです。 道路の反対側の森をめざして、ずんずんと走り寄ってきました。 「息を止めて見つめた」というのは、まさにこの瞬間の事でしょう。 車の中でじっと息を止めて、シカを見つめる私たち。 (そして夢中でシャッターを切るたのぞうさん) なんだか胸がドキドキしてしまいました。 シカは悠々とワタシたちの車の前を横断し、走り去っていきました。 美しい景色とお城、そして偶然見た、キジ狩りの様子や野生のシカ。 今日一日、なんだか夢でも見ていたような、ふしぎな光景というか、現実から随分遠いところにいたような気がします・・・。 フュン島めぐりたのぞう編もよろしく~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 11, 2006 08:16:17 PM
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