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カテゴリ:旅行のこと~ヨーロッパ編
昨夜フュン島南端のトシンゲ島を後にして夕方たどりついたのは、たのぞうさんがよく釣りに遠征に来ていたAssens(アッセンズ)という西端の町。 さて、Assensで泊まる予定だったホテル、予約した際に手違いがあり、なんとラッキーにも、一軒家のバケーションハウス(Ferieby)に泊まる事になりました。 ホテル本館から少し離れた海の反対側にあります。 それなりに人は泊まっているようなのですが、なんせ日の暮れるのも早いこの頃は、夕方になって灯りのひとつもないところで妙に寂しげにたたずむこのバケーションハウス。 しかし中に入れば吹き抜けガラス張りのバスルームに大きなジャクージ、広々としたキッチン&リビングは、まさに自宅のように全ての生活必需品+オーディオ設備も整っていて、夏場、ヨーロッパ人のように家族で一箇所に長期滞在するようなバカンスにこういうバケーションハウスはもってこいだろうな~ 早朝から雨風の激しい中を、釣りに出かけたたのぞうの帰還を待ってそのAssensを後にしました。 旅の最終目的地(?)。 デンマーク第三の都市で、フュン島を代表する町でもある「オーデンセ」に向かいます。 オーデンセといえば、H.C.アンデルセン。 「みにくいあひるの子」「人魚姫」などで有名な童話作家です。 去年、アンデルセン生誕200周年を迎えてまだまだデンマーク中がアンデルセンにちなんだイベントなどで大盛り上がりです。 オーデンセの町をあげての観光名所であるアンデルセンの家に立ち寄ってみました。 「マッチ売りの少女」「人魚姫」「親指姫」・・・ 小さい頃に読んだ物語でしか知らなかったアンデルセンという人物、このアンデルセン博物館を訪れて何より驚いたのは、展示されていた左右対称の精巧な切り絵の作品の素晴らしい事! アンデルセンは実は切り絵作家としても有名だったのですね~。 大人が見ても、なんだかワクワクしてしまいます。 世界中の言葉で訳されているアンデルセンの本、日本語の本がもちろん沢山あります。 アンデルセンHUSの次に向かったのは、デンマーク鉄道博物館。
DSB(デンマーク国鉄)が運営するこの博物館は、あまりメジャーな観光スポットではないらしく、日本のガイドブックなどには出ていないのですが、本物の機関車や昔の客車、食堂車などの本物の車両などが展示してあって、楽しい! これはなんと巨大な木製の雪かき器! 機関車の前につけて雪かきをしながら走るのですね。 女性専用車両「サルーン」。 パリ~コペンハーゲンを走っていた「Nord Express」 食堂車では、フルコースの食事まで用意されていたそうです。 それにしても、当時の様子を再現した蝋人形さんたちは、正直かなりブキミ・・・! デンマーク王室のロイヤスサルーン車両! こちらは1900年からのクリスチャンIXのキャリッジだそう。 ちゃんと王家の紋章のついた各王室の専用車両がありましたが、中はみな豪華でまさに「ホイールの上の宮殿」! 夏場はミニ機関車が館庭の周りをぐるっと走っていて子供たちを乗せて走るらしいのですが、夏場の天気の良い日だけという事で今日は乗れずに残念! でも、さすがデンマーク。 カフェの横にちゃんとLEGOブロックのプレイエリアがあり、りゅうりゅうはこっち本命で遊んでいました。 ちっちゃな鉄道博物館でしたが、100~200年前のデンマークにかなりタイムトリップできた私たち。 ここで私たちのフュン島めぐりの旅は終わりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 21, 2006 04:30:20 AM
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