りゅうりゅうの北欧滞在記

クリスマスまであと少し。

そして私たちのスウェーデンでの生活ももうすぐ終わりとなりました。

「最後の家族旅行をしよう！」

私たちの大好きなイタリア、行った事のない東欧の国、、、、

色々とアイデアが出たけれど、やっぱり最後はスウェーデン国内にする事に。

あまり細かい予定を決めず、気ままなドライブ旅行です。

目指すは、スウェーデン第二の都市、ヨーテボリ（Goteborg）。

午後２時をまわり、この季節ではもうそろそろ日暮れという時間になってようやく出発。

小雨の降る中、いつものようにものすごい量の荷物を積み込んでひたすら北へ車を飛ばします。

今日の目的地はヨーテボリからさらに４０キロ北上したところにあるＴｈｏｒｓｋｏｇ’ｓ　Ｍａｎｏｒ　Ｈｏｕｓｅというお城ホテル。

今夜はここで、ユールボード（Julbord :クリスマスディナー）を堪能する計画なのです。

出発から３時間、既に日もとっぷりと暮れてしまいました。

ヨーテボリからさらに４０キロ、真っ暗な山道を走り抜けると、

美しいお城のライティングが見えてきました。

真っ暗な山の中の一軒家（城？）、しかしホテルの入り口には車が寄せられ、ドレスアップした人たちがユールボードに出かけてきたようです。

長距離ドライブで、ヨレヨレの格好をした私たち家族ご一行

ちょっと場違いなカンジで一瞬ひいてしまいましたが、もちろんホテルの人は親切に出迎えてくれました。

今回、「最後の記念に・・・」という事で思い切ってスイートルームを予約した（小市民的発想で）私たち。　（あくまで家族の中で私１人だけの強い希望だったのですが）

天蓋付きのステキなベッド、そしてクラシックなバスタブのついた広々としたバスルーム！

とにかく部屋の広さに圧倒！　（もちろんお値段にも圧倒！）

しかし人間、あんまりだだっ広い部屋って落ち着かないモンです・・・　

それこそ小市民的発想ですね。

夜７時。　ダイニングルームへ出かけます。

ソワレやタキシードなど正装に身を包んだお客も結構いて、わりと軽装でしかも赤ちゃん連れで正餐に挑んだわたしたち、随分チャレンジャーだったなと、今更ながら思います・・・

 それもこれも、「最後の記念だから」で、家族のみんなに無理をさせてしまいました。

ある意味、長い長いディナータイムでしたが、それはそれで置いておいて、

とにかくお料理のステキだった事

まずはスウェーデンのクリスマスビールで乾杯

前菜はスウェーデンの伝統的な料理が美しく盛り付けられていました

蟹爪とサフランのスープ

ここで、突然コーラスグループ登場！

一見、町のおじさんおばさんの素人軍団のようですが、

歌声は素晴らしかったです

思わず神妙に聞き入るりゅうりゅう

メインはシカの肉のステーキ、濃厚な赤ワインのソースが美味♪

ダイニングルームの入り口のサロンでは、大きなツリーと、デザートが

食事をしに来ていた家族が連れている子供たち、みんなこのキャンディやチョコの並ぶテーブルの周りをうろうろ、一口、二口と、つまんでは口に入れ、またつまんでは口に入れ・・・　もちろんりゅうりゅうも、例外ではありません。

この時期には欠かせないクッキーハウス

２時間半の長い長いフルコースディナー、

正直言って、疲れました

「最後の記念に」という私のたっての願いを

かなえてくれたたのぞうさんに感謝

頑張ってお行儀よくしていてくれたりゅうりゅう、長い時間大人に付き合ってくれた赤ちゃんもにも感謝

おかげで、「最後の記念に」ステキな思い出が作れました♪