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カテゴリ:りゅうりゅうのこと
1年で昼が最も短い12月13日、スウェーデンで体験する2度目のルシア祭です。(去年のルシア祭の日記はこちら) 「ルシア」は、ラテン語で「光」という意味の「Lux」から由来されている言葉だそうです。 暗くて長い冬が早く終わり、太陽の光のさす日が来る事を待ちわびているスウェーデンでこれだけ大切な行事とされているのがわかる気がします。 ルシア祭に向けて、りゅうりゅうの学校では1ヶ月も前から、歌の練習があったのです。 今年、りゅうりゅうのクラス(キンダーガーデン)は、早朝のセレモニーに出たあと、ルシアの衣装に着替え、学校近くのカフェに行ってお客様たちの前で、サンタ・ルシアを歌うのだそう。 そして午後は保護者の前で披露。 一大イベントです。 さて、ルシアの衣装には、何種類かあって、ルシア姫(裾の長い白い衣装に赤い帯、コケモモの小枝でつくった冠にろうそくを立てた姿はほとんど八つ墓村・・・)とサンタ・クロース、そしてスターボーイ(サンタ・クロースのヘルパー)と馬丁。 どうせ着るならやっぱりスターボーイでしょう。 今年1回限りのイベントとはいえ、せっかくの思い出にと、先日Åhléns(オーレンズ=スウェーデン版「MUJI」)へ走って衣装をGETしてきたワケです。 ちなみにこの時期町中のスーパーや子供洋品点などでは、どこでもルシアの衣装が山積で売られていますが! さて、ルシア当日。 実は明日でこのマルメのアパートを引き払い、日曜日のフライトまでの間、市内のホテルで過ごす事になっている私たち。 毎日毎日、帰国に向けての準備やら、沢山のお別れイベントや最後の買い物(!)などなど、午前・午後・夜と、三部に分けての芸能人並のハードスケジュールだったここ数週間。 で、最後の最後。 今までお世話になったりゅうりゅうのお友達のママ「ハウス・クロージング?」と称してこの思い出のアパートの最後のランチにお招きしたのです。 とはいえ、家の半分の荷物や家具は既に送ってしまった後。 凝ったものも作る事も出来ずに、メキシカン・ランチと題して、「切って・炒めて・混ぜるだけ」のタコス&ファフィータの超簡単ランチでした。 前日に用意したのはデザートだけ。 最後の最後まで、とりあえず「出席した」お菓子教室で教わった最新作の「ニューヨークスタイルチーズケーキ」を作りました。 朝、りゅうりゅうにスターボーイの衣装を持たせて学校に送り出し、「後で見に行くからね~」と送り、赤ちゃんをお昼寝させ、11時までの約2時間。 掃除とランチの準備、テーブルセッティングをしてお友達を迎えます。 今日は皆12時40分に学校に行き、ルシア祭の晴れ姿をに見るため本当に約1時間半の短いランチタイムでしたが、最後の最後にお友達を呼ぶ事が出来てよかった・・・ しかし、、、、 やはり無理なスケジュールがたたったのですね~。 来てくれた皆さんを送り出し、自分も慌てて出かけようとしたのですが、赤ちゃんを連れて色々と出るための準備に手間どったり、ちょっとしたアクシデントがあったり・・・ 学校についた時には、ちょうど合唱が終わったところ。 すでに、各クラスでスナックパーティーが始まろうとしていた・・・ これが最後のルシア祭だったのに・・・ この日のために一生懸命スウェーデン語の歌を練習していたりゅうりゅうの晴れ姿を見るのを本当に楽しみにしていたのに・・・ もう、自分で自分が情けないやら悔しいやらで、号泣・・・ ここ数週間、もうすぐこのスウェーデンを離れるという事で、かなり感情的というか涙腺ユルくなってマス。 「ママ~! もうお歌終わっちゃったよ~! 遅かったね~!」 と脳天気に駆け寄ってきたりゅうりゅうを抱きしめて「ごめんね、ごめんね、」とわーわー泣いてしまう失態・・・ ちょっと自分の世界入り過ぎでした・・・ハズカシイ・・・ なぜ泣いているのか意味のわからないりゅうりゅうが、とりあえずママを慰めるために、キャンディをくれた。 もうこうなると、止めたくたって止まらない!!! 誰か止めてくれ~ りゅうりゅうのスターボーイはもう(多分) 一生見られないんだよね~。 そんな私を見て可哀想に思ったのか後日お友達のママが一枚の写真を送ってくれました。 写真中央のお星様の帽子は、紛れもなくりゅうりゅう! 本当にありがとうございました。 大事にします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 21, 2007 02:10:33 AM
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