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テーマ:憎きアトピー(233)
カテゴリ:アトピー
おとなしく留守番をしていた私に、母が親戚で集まった様子について話してくれました。
主役のジジイのことは一言もなかったのが可笑しかったけど、あえて追求はせず。 なんといっても、この3月に就職した、従兄弟のS君が、3交代の仕事のため、ちょうどみんなが揃った午前10時ごろに帰宅して、顔を洗っただけで寝てしまったとのこと。 「まだ全然慣れんし分からん事だらけや」といいながらも、すごく明るい顔だったと聞いて一安心です。 4年程前に大学生だったS君が、アトピーを悪くさせて、私がかかっている漢方の病院を紹介してもらうためにと、我が家にやってきたときには、ヒョロヒョロに痩せて、一瞬もじっと落ち着いていることが出来ず、絶えず鬱陶しくてたまらないといった様子で、全身掻きまくっていました。 漢方薬をはじめても、一直線に直ることはなく、家で荒れたことも多かったと聞きます。 とても素直な性格の子で、高校から家から遠くはなれた地方に下宿して陸上に打ち込み、その活躍が認められて、大学にスポーツ推薦で入学したのでした。 それが、途中で体を壊したために続けられなくなるという挫折を味わい、また、卒業しても仕事に就くことが出来ないまま2年間家で燻った生活を送るというのは、つらかったことと思います。 私自身、S君に漢方の医師を紹介するに当たっては、自分がその医師に疑問を感じることもあっただけに何度も迷い、結局、母に促されて賛成はしたものの、なかなかいい結果が出ない期間が長く続いていたときには、やっぱり悪いことをしたと後悔したりもしました。 ある時期からふっと、「最近、調子がいいんや」という声を聞くようになり、そうなりだすと、元陸上選手の習性が戻ってきて、ジョギングコースまで車を飛ばして走りこんだり、野菜を好んでがつがつ食べれるようになったり、また、 「うまい水が飲みたいんや」と、家中でひとり、山から汲んできた湧き水だけを飲むという贅沢をしたりと、ゆったりとした時間を利用して自分でいろいろ出来るようになったようでした。 長い遠回りをしたと感じていると思いますが、過ぎてみれば、こうなるのが一番よかったような気がしてくるから不思議です。 大学の途中ではなく、就職した後にアトピーが暴発したのでは、せっかく始めた仕事を投げ出さなければならないかも知れず(え?誰のこと?)、また、悪化するのが結婚したあとであれば、家族を守るためにと強いステロイドを使って仕事を続けなければならない、という可能性もあるのです。 そのようなことを考えると、生まれついた体質そのものは変わらないとはいえ、当面、ここまで元気で丈夫になることが出来たのは、あのままスッとつまずかず就職しているよりも、よかったかもしれない、と思います。 なんだか、最近では、私以上に思いっきり「ゆるゆる」だそうで、陸上選手として当然に、「禁酒禁煙」だったはずなのに、どちらもOK,さらに先日は、バーベキューで肉を食べ過ぎておなかを壊したとのこと。 元気な証拠だ!勝手にせい!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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