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カテゴリ:アトピー
2週間以上前になりますが、皮膚科の診察を受けました。
2カ月前の診察時は、何となく悪くなりつつある気配を感じるという状態でした。 その後しばらくは、ステロイドを多めにしっかり塗っても、悪化の勢いを抑えきれず、太ももなどに新たにアミロイドができたりしましたが、しばらくして全体的に落ち着いてきて、楽になりました。 しかし、2週間前の診察の時点では、腕のアミロイドはまだ消えておらず、アンテベートをしっかり塗っても、左腕の外側に、光にかざしてみるとボコボコしているのが分かるという程度のものが残っていました。痒みや刺激感はありませんでした。 診察から2週間経った今は、左腕のアミロイドもなくなり、アンテベートの使用量がぐっと減りました。 また、診察の1週間前ぐらいに、口の端にヘルペスができ、以前もらっていたアラセナ軟膏を塗っていました。 それから、今年は気候が不順で、いつまでも寒いと思ったら一気に真夏の暑さになったり、夏になったと思ったら低温になったり、それからまたドカンと猛暑になったりしていますが、暑くなってきたときに、また今年も足の指の先に水疱ができ始めました。 そういう状態での、診察でした。 ひととおりの症状と、足の指には毎晩弱いほうのステロイドを塗って、指を1本ずつガーゼで巻いていることを説明しました。 血液検査で、3月はTARCが700台だったのが、5月は600台で、今回のTARCの結果はまだ出ていないもののLDの結果は正常値に戻っているので、ステロイドを多めに塗っているとのことだから、おそらくよくなっているのではないか、とのこと。 「やっぱり、アミロイドが出ているとTARCが上がって症状が悪くなるんですね。アミロイドが出ていることが原因で悪くなっていたんですね。原因が分かってよかったです」と言われました。 また、「鼻炎のほうはどうですか」と聞かれたので、春は特に症状を感じなかったが、5、6月ごろによくくしゃみをして、特に2週間ほど前に一時期、1日中くしゃみばかり出るようなときがあり、それがある日を境に治まったので、後から考えてみると、家の周りの雑草を業者が一斉に刈っていたためではないかと思った、と答えました。 スギよりイネ科のほうに反応しているのではないか、ということが言いたかったのですが、先生は、う~ん、というような反応でした。 後から、オノン(抗アレルギー剤)を飲んでから鼻炎も治まってきました、という展開を期待していたのかなと思いました。 おなかの調子が悪くなるので、相変わらずオノンは飲んでいません。 飲んだら調子が悪くなるから飲めないのに、処方し続けるから、こういうややこしいことになるわけですが。 今回は、特に薬の塗り方などを指示されることもなく終わりました。 自分としては、この夏が終わるまでは、薬を多め、多めに塗っておこうと思っていたので、ちょっとよくなったからと薬を減らされず、ほっとしました。 今回の診察では、「アミロイドが原因で悪くなっていたんですね」という先生の言葉に、違和感を覚えました。 お医者さんが言うのだから、それが正しいのだとは思いますが、私自身は、アミロイドは原因ではなく結果だという気がします。 一番悪かったときと比べると、表面上はずいぶんよくなったものの、長年悪い状態が続いてきたことによる影響が全身にあって、それが悪化を繰り返させたり、アミロイドとして現れたり、足の指の水泡となって出てきたりするのではないかと思います。 もちろん、その「結果」のアミロイドが、また新たな悪化の「原因」となるのだという理屈は分かるのですが。 アミロイドが出るということは、その部分だけの問題ではなく、そのときの全身の状態を表しているのだと思います。 だから、アミロイドが出ている部分に強いステロイドが必要なだけでなく、その他の体の部分にも、ステロイドを使って全体の状態を上げることが、アミロイドの治療としても必要なのではないかと。 毎年3月に恒例のアレルギー関連のイベントの講演会で先生がしゃべっていたことが、後日新聞に載っていたのですが、アトピーをステロイドとプロトピックを段階的に使って治していく方法について話している内容を読んで、「この考え方で私に薬の塗り方を指示しているのなら、先生は私の症状を実際より軽く認識しているな」と感じました。 また、ここ数カ月で朝日新聞に2回掲載された、表面のアトピーが治まった後もステロイドの使用を継続するという治療方法の記事に、悪化したアトピーは、表面上治まってもその下(奥)にまだ悪いものが残っていて、それが再発・重症化の原因となるので、よくなった後も1週間に1回などのペースでステロイド軟膏を使い続けることが、再発や重症化を防いで、結果として使用するステロイドの総量を減らすことにつながる、というようなことが書かれていたと思います。 その記事の事例は子どもの症例なので、大人であればもっと積年の影響がたまっているはずで、表面はよくなっても、皮膚感覚として痒みや痛みを感じたり、アミロイドや水疱が出たりするような状態では、まだステロイドが要るということではないかと思います。 まあ、理屈はどうでもいいけど、プロトピックに切り替えられるようになるのは、もっとよくなってからだったのではないかという気がします。 これまで苦しんだ人が、より遠回りすることになって苦しむことになるのは、割に合わないなあと思います。 とにかく、これまでは悪すぎたのだと、改めて思います。 5月ごろに、何となく悪くなっていく感じだなと感じられた時点で薬をたっぷり使えたので、今年の夏はこれまでより、ほんの少~しだけ楽です。 春ごろまで、「また夏のあの苦しさがやってくるなんて、受け入れられない!」という気持ちでしたが、まあきついことはきついけど、何とか受け入れている、という感じ。 そして、これまではずっと戦闘状態だったからか、あまり改めて思い出すこともなかった、6年前のヘルペス(カポジ)のときのことを、なぜか最近またリアルによく思い出します。 去年1年よく行っていた祖父母の見舞いも終わってしまって、祖母の入っていた病院や病室の風景などを思い出すからかもしれません。 あのときは、自分ではしっかりしているつもりだったけど、今から考えると意識がもうろうとしていたなあとか、今だったら、もう母に毎日見舞いに来てもらうとか、その送り迎えに父に毎日家と病院を車で往復してもらうのは、ちょっと難しいなあとか。 なんとか、この夏を無事、あまりダメージを受けずに過ごしたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.07.30 14:45:29
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