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テーマ:憎きアトピー(233)
カテゴリ:アトピー
皮膚科の診察日でした。
前夜から、また額の髪の生え際から滲出液が出てきて、今度は亜鉛化軟膏を塗ってもとまらず、強い痒みをともなうように。 ほかに、からだじゅうの皮膚の悪化やくしゃみや目のショボショボなどが、急にやってきたこと、睡眠や食事など生活のリズムはずっと変わらないことを話すと、やはり季節的なもの、つまり花粉症が一番考えられるといわれました。これまでは特に言われませんでしたが、今までの血液検査の結果で、花粉にはひと通りの反応が出ているのだそうです。 それで、この時期だけ、ジルテックという抗ヒスタミン剤を飲むことになりました。1日一回寝る前に飲みます(眠くなる成分が入っています)。 私に、抗アレルギー薬が効くのかというと、あまり期待は出来ない気が、しないでもないですが、でもま、期間限定なので、飲みまひょ。 そして、髪の生え際は、ただ直接亜鉛化軟膏を塗っただけでは滲出液を止められなくなっているので、弱いステロイドを使うことに。 これを切り出すのに、先生はずい分用心深く、あれこれ前置きを話しました。 毎日大勢の患者さんを診て多忙を極めているのに、そのひとりに過ぎない私が入院中たった一度話したことを、ずっと心に留めて、真摯に対応しようとしてくれていることが、とてもありがたいと思いました。 私は退院後、毎日足の甲にステロイド軟こうを塗ってその変化を見ながら、身体全体の治療についていろいろ考えてきて、身体のほかの部分についても必要なときにはステロイドを使っていく覚悟ができていたので、そのことを先生に話しました。 これがもし、ステロイドについて考える機会がなく、今回のように急に悪くなって使う必要があるといわれていたら、自分はどうしていただろうと思うと、これまでいろいろ悩んだことも、足の甲が悪くなったことさえも、無駄ではなかったかなぁと思いました。 ステロイドに対する自分の考えは、180度変わったわけではありません。 これまでは、使わないことが自分を守ること、という気持ちがありました。 が、ずっとそのように消極的に自分を守ってきても、命には限りがあり、ずっと生活に支障をきたした人生のままでは、自分も周りも不幸なのではないか、と思ったりして、可能性があるなら今出来ることをやってみようという気持ちになったのです。 ステロイドの歴史は、ちょうど私の世代と合わさるようなところがあり、壮大な実験につき合わされているような感さえあります。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.10.27 15:45:03
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