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のんびり幸兵衛夢日記

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2010.07.03
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カテゴリ:料理・たべもの
母が久しぶりに「おやじなかせもどき」をつくりました。

梅かつお昆布

昆布、ねり梅、かつおの佃煮。
おやじなかせとは、京都の錦市場にある「千波(ちなみ)」というお店の佃煮の商品の名前。同じく昆布、梅肉、かつおが入っています。
ただ「本家」の方の味付けは、かつおがべチャッとならず存在感があって甘みもあるのですが、
母の作るのは、甘みがなく基本的に醤油と梅干の味。
かつおは、鍋に水分がなくなってから、最後の仕上げに入れてさらに水気を吸わせるために入れるので、質感が「本家」とはかなり違います。
これでお茶漬けをすると、日本人でヨカッタ~と思えます。

これまではずっと、生協の店舗に置いてあった、王隠堂の梅びしおを使っていたのですが、しばらく前からお店で見かけなくなりました。
梅干のシーズンの前だから一時的に品切れしているのか、それとも生協で扱うのをやめてしまったのか。
分かりませんが、とにかく梅びしおが欲しい、探せというので、またうろうろ探しました。

で、まず思ったのは、これまで何気なく王隠堂の梅びしおを近所で買って当たり前のように使っていたけど、貴重なものなんだなあということ。
世の中に、このようなものはあんまりないみたいです。
有機栽培とか無農薬でなくてもいいと思って探しても、種が入っている「つぶれ梅」でもいいと思っても、そもそも梅と塩だけで作った梅干というものが、あまりないようです。

近所のスーパーでもねり梅を探しましたが、裏の表示にいろんなものが入っていると書かれています。
それを見た時は、ただその加工商品の日持ちをよくするために余計なことをしているのかと思ったのですが、それだけでなく、そもそも梅干自体にいろんなものが入っているのだ、と気づきました。

最近の梅干は、まず減塩が謳われているものが多く、それに加えて、酸っぱくないとか、甘い蜂蜜入りとかいうものが、よく売れるみたいです。
そんなことは今の世の中の常識なのでしょうが、私は最近はたと気づいて、非常に驚きました。
だって酸っぱくない梅干がいいって、どういうこと?食べたいのか食べたくないのか。。

とにかく単純に、おいしい梅干が食べたい。私の思うおいしい梅干は、まっとうに漬けたあの味だ。そういう梅干の、梅肉だけって、ないの~?と探して、ひるま農園のねり梅を見つけました。
有機無農薬 極上南高梅極楽のねり梅 1kg

ねり梅を1kgって、ちょっと冒険だなと思いましたが、買う人がそれでいいというので注文したところ、これがとってもおいしくて、ホッとしました。
塩分はあまり濃くなく、食べるとまず酸っぱさがキュッと来て、爽やか。
ひとまず瓶に小出しして、残りはだいたい100gぐらいに小分けし、冷凍しました。

ねり梅

ちなみに、昆布は「松ヶ枝屋」というお店の日高昆布(井寒台)。
3月に1kg買ったものが、あと1本だけに。。
うちは、佃煮屋かっ。





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最終更新日  2010.07.03 18:48:02
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