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カテゴリ:ハンドメイド
すべり目を使った模様のチョッキが完成しました。
ウチでは、毎年冬のあいだ中家の中で着る、「ちゃんちゃんこ」と呼ぶチョッキを、各人が持っています。 毎日羽織って、文字通り擦り切れるまで何年も使います。 このちゃんちゃんこを、何枚か編もうかなと思います。 ウェアを編み出したら、何でこれまで靴下ばっっっかり編んでたんだろう、と思うようになりました。 毛糸をまとめて買っても、ぜ~~んぶ靴下にしちゃうなんて、もったいなかったなあ、と。 去年買った毛糸が、だんだん残り少なくなり、1種類のみでは1着分の分量に足りなくなってきたので、「延命措置」として、すべり目を使った模様で「水増し」して編むことに。 柄は、靴下の218足目、219足目、220足目と同じ模様。 靴下は輪編みなので、これまではずっとこのすべり目を使った模様を、表側からばかり編んでいました。 今回は表を編んだらひっくり返して裏を編む平編み。 なので、表側ですべらせた目の、上の目を編む(すべらせる)ときは、糸を手前側(裏側)に持ってくるようにして、表から見た時にすべり目で縦に渡っている糸の前を横に糸が渡らないようにしなければなりません。 このことに、実際に編み出してみるまでは気づきませんでした。 色合いが似た系統の毛糸を使うようにして、あまりバチバチした印象にならないようにしました。 そのため編んでいてもしばらくは、自分でも柄がよく分からず、こりゃ失敗したな~と思いながら編んでいましたが、かなり分量が編めてから少し離れて斜めから見てみると、格子柄のようにスッとラインが浮き出て見えるように。 この模様、自分ではずっと編みながら見続けているうちに、完成する前にすでに飽きてきたのですが、それでも、最近このすべり目を使った模様にはまっている母には、好評です。 母は最近、「毛糸だまvol.152」の中から、すべり目を使った大きな市松模様のジャケットを編みました。 本の中では、大きな市松模様でありながら、グレイと黒でシックにまとめられているんですが、母はこれをオレンジと白に近いベージュという、明るくてバッチリした色合いで編んだので、私はどうもトランプマンを連想し、「それを外に来て行く気ですかい」と驚きの目で見ています。 が、とにかく、このすべり目の模様に、いまさらながらにはまっているようです。 私は、母が昔買った本を見てこれを覚えたんだけどなあ。。 ところでこのチョッキ、写真では分かりませんが、ちと小さいんです。 私が着ると、Tシャツ1枚の上に着てギリギリぴったり。丈もギリギリ。 何でこうなったかというと、ゲージをちゃんと採らなかったから。 これまでに編んだものと同様、3号で編むから、大体こんなものだろうと見当を付けて編み始めると、なんだか随分横に大きくなりすぎたので、数段編んだところで解き、目数を減らして編み直しました。 ところが、しばらく編み進むうちに横幅が狭まってきて、小さくなってしまいました。 一番下の作り目のところで、鎖編みを使ったつくり目をしているのですが、この鎖編みに使った別糸が、本体の毛糸に対して太すぎたのが、原因のひとつではないかと思います。 それと、このすべり目を使った模様では、すべり目させたところを上の段で上に引き上げて編むことになるので、その斜め下の左右の目も多少影響して引っ張られるのではないかと思います。 だから、そういうことも計算に入れて目数を考えなければならなかったのですが、編み出してすぐに早合点してほどいたり、もっと編み進んでからは小さいのに気づいてもそのまま突き進んでしまったため、こないなことになってしまったわけです。 すべり目を使った編み方のものを、ほどくのって大変なんです。 でも、全部編みあがった時に後悔するので、これからは面倒くさがらずに、ゲージが分かるところまで編んで、戻ったほうがいいと分かれば潔く戻ろることにしますデス。 これまではベストもカーディガンも丸首でしたが、今回は初めてV字にしました。 で、前立てを前身ごろから目を拾って編む方法ではなく、細長い帯を編んで後で取り付ける方法にしました。 今回もボタンがまだないので、つけていませんが、この前立てを別に編む方法だと、ボタン穴は無理やり開ける方式になるので、穴もボタンが決まってから開けることにしました。 今回このV字の目数の減らし方も、本を見るといろいろバリエーションがあり、勉強になりました。 今回は、「4段ごとに1目を減らす」×数回と、「2段ごとに1目を減らす」×1回を、交互に組み合わせて斜めのラインを出すようにしました。 V字は、その深さや角度によって、全体の印象が大きく変わるので、奥が深いと思います。 どういうラインにしたら、おしゃれな、いけてる感じになるのかが、全然分かりません。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.06.13 14:18:49
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