新・脳の探検(上)
「新・脳の探検(上)」(フロイド・E.ブルーム他著 /中村克樹・久保田競監訳)を読みました。自然科学ってダメ。ニガテ。読み通せたのは奇跡です。とても分かりやすく書かれていました。原題は「BRAIN,MIND,AND BEHAVIOR」、また副題に「脳・神経系の基本地図をたどる」とあるように、単に脳の構造について述べられているのではなく、脳がいかにからだと心のすべてを支配しているかが、分かるようになっています。ダイナミックなイラストによって、脳、ニューロン、網膜、筋繊維などが詳しく描かれており、これを眺めているだけでも飽きることがありません。自分のからだの中で起こっていることを考えながら読むと、興味深いことが多く、片っ端から付箋を貼って、読み終わってからノートに書き写しました。これまで知らなかったことを、いっぱい知ることが出来ました。けれども、余計に分からないことだらけになったような気がします。この内容がもっと私の中に染み込んだら、新しいことが吸収できるようになる…はず。下巻も買ったけど、いつのことやら。。