水筒の洗浄に酸素系漂白剤
ここ数日、、自分の部屋に氷入りの冷たい水を入れた水筒を置いておき、咳が止まらなくなったら、少しずつ喉に垂らすようにして飲んでいます。普段は、水出し煎茶を飲んでいますが、お茶の粉が喉にイガイガしそうなので、水。サーモスのように保温効果が高くない、昔の水筒なので、氷入り。これをチビチビやっていて、ああそうそうと思い出したのが、ポットの洗浄。夏場は水出し煎茶、冬場はほうじ茶を入れている、サーモスのポット。ふたにパッキンが付いていて、さらに分解してきれいに洗えるようになっています。この部分に、お茶のモロモロが付いて、すぐに汚くなります。これをきれいにするために、週に2~3度、漂白剤に漬けて洗います。この時使うのは、酸素系の漂白剤。塩素系だと、中までスポンジで洗える構造のポットでも、少しでも成分が残っていると、飲み物を入れるので心配。酸素系漂白剤なら安全だからと、つい最近まで、漠然とそう思って使っていました。塩素系の方がきれいに落ちるけど、酸素系の方が安全。なんとなくそう思って使っていましたが、ふきんの汚れがしつこそうな時などは、これは酸素系には無理と思って、塩素系を使うこともありました。でも、酸素系も、実際使ってみると結構強力に効くことに気づき、改めて調べてみました。酸素系の漂白剤を使うときのポイントは、お湯を使うことのようです。ポットのパッキンの汚れに使うときは、たらいに40度以上のお湯を張り、酸素系漂白剤をさじ1杯入れると、ブクブク発泡するので、そこにポットを上下ひっくり返して口を下にして漬け、ふたも分解して漬けます。1時間もすれば、きれいに落ちています。水でよくすすげば、おしまいです。ふきんでもまな板でも、食器でも使えます。場合によっては1晩漬けおきします。ただし、ステンレス以外の金属には使わないようにし、金色の模様が付いた食器も変化する恐れがあるので使わないほうがいいそうです。酸素系漂白剤は、炭酸ソーダに過酸化水素がくっついたもので、過炭酸ナトリウムとか過炭酸ソーダとも言われます。水に溶かすと炭酸ソーダと過酸化水素に分離します。その過酸化水素は、お湯の中で活性酸素と水に分解し、この時発揮される酸化力によって色素を分解するので、漂白剤として使われています。過炭酸ナトリウムは、漂白剤としてだけでなく、発泡の力を利用していろいろな用途に使われています。たとえば、食洗機の洗剤や、洗濯槽の洗浄、排水管の掃除など。去年洗濯機を買い換えてからは、洗濯槽の洗浄はあまり頻繁にはやっていませんが(やってもカビが出てこない)、これまで行う時は 洗たく槽クリーナーという商品を使っていました。その成分を改めて見てみると、確かに、過炭酸ナトリウムと、せっけん、重曹が使われていました。あのブクブクと黒かびを浮き上がらせていたのは、酸素系漂白剤やったんか~と、今頃になって知り、驚きました。ほかにも、洗濯のときの助剤として、アルカリウォッシュ(セスキ炭酸ソーダ)を切らしているときには変わりに使うことも出来るそうです。重曹と、セスキと、酸素系漂白剤は、似た性質を持つ親戚みたいなもののようです。重曹を使い出してから、セスキもレパートリーに加わり、使い分けるようになっていましたが、さらに酸素系漂白剤も、うまく使いこなせるようになれば、よいなと思います。 パックス 酸素系漂白剤 430g価格:411円(税込、送料別)