師走に台風27号
テレビのニュースを見ると、フィリピンに台風27号が上陸し、35人が死亡したとか。ルソン島の上空から映した映像では、一面が泥の海と化していて、壊滅的な打撃を受けている様子。12月だというのに、台風だなんて。週末はこのあたりもまとまった雨になるというし、なんだか夜も冷え込みが全く感じられません。これくらいの気温が一番過ごし易いのは確かですが、年々日本の温暖化、というか、亜熱帯化が進行しているようで、空恐ろしい気がします。とにかく、暑いこと、それはアトピーにとっては地獄です。もう、何年もこの「暑さ」を乗り切ることが出来ないのです。師走になって、こんなことを思わなければいけないなんてなあ。台風のニュースの中で、フィリピンの人たちは着の身着のままで避難していても、全く動じるふうもない、明るい顔つきでしたが、私はきっと、あの泥の中では生きていけない…。災害が起こると、こんなことがまず最初に頭に浮かんでしまいます。今年は特に台風や地震が多く、つい2,3日前にも夜中お風呂から上がったところにぐらっと来て慌てましたが、もし新潟の大地震のような災害が自分の身近で起こったら、避難所で生活することが果たして出来るだろうか…。あの地震が起こった直後から、ずっとそのことを思って報道の映像を見つめていますが、とても声に出してそれをいう勇気はありません。断水が1週間以上続くなど、衛生面で過酷な状況の中で、こんな私がどうやって生活してことが出来るだろうか…。震災から1ヶ月ほど経過したくらいから、病人や施設のお年寄りなど災害弱者についての問題が報道されるようになりましたが、そのようなことはわかりきった事ではあっても、優先順位からいうと、ぐっと後に回される、ということなのでしょう。世の中、いつの時代になっても結局、体力が勝負ですね。早く、泥だらけの川でも平気で渡っていけるような、断水していても平気で雑魚寝して過ごせるような、元気な身体にならなければ!