元銀行員の4月1日を境に・・・
私は民放番組を基本的には観ませんが・・昨晩の池上さんの(税金)の話は興味がありましたので録画して観ました・パナのビエラリンクは不便なことにCMカット録画が出来ないので不便ですが・・30秒スキップ機能がついていますので・・CM時間は大体3分ですから・・6回押すとストレスフリーで民放でも観れるのです・・この番組のいいところは(社会人で常識的な知識を持ち合わせている人なら)充分理解できるように・詳しく解説してくれますよね・・で・・・観終わった感想を書きます・・・民主党による「富の再配分」の錦の旗印のもとに、とうとう相続税にも大幅にメスが入りましたよね・・相続税の課税対象となる人は、年間に亡くなった方のうち約4%でしたが・・今回の税制改正でこの数字が6%程度に増やされることになりそうです・・相続税の計算は、亡くなった方の「相続財産」が「基礎控除」という一定の控除額を超えた部分に課税されます・・・今回の税制改正大綱では、その「基礎控除」が4割減らされました・・夫が亡くなり、相続人が妻と子供2人の一般的なケースで考えて見ますと・・・3月31日までに夫が亡くなった場合、「基礎控除」は、5,000万円+1,000万円×法定相続人の数(3人)=「8,000万円」ですが、たったの一日違いで・・4月1日以降に亡くなった場合、「基礎控除」は、3,000万円+600万円×法定相続人の数(3人)=「4,800万円」となります・・なんと、4月1日を境に、相続税の対象となる額が差し引きで3,200万円も増えてしまうのですね・・(死ぬなら3月31日)ですね(笑)・・その上、生命保険金に対する控除も減額されたり、課税所得が1億円超の場合の税率までアップされたり・・ですね・・今回の改正で私個人が問題と感じるのは・・・国は相続税の算出方法を根本的に変えるのなら私は問題ないと考えますが・・問題なのは・・算出方法でなく、安直に「金額をいじる」という方法を選んだことに尽きます・・この愚策に対抗する方法は・・さて、この4月1日を見据えて、顧問税理士と対策を練る募りです・・とにもかくにも、早めに相続税対策をとることが必要になりました・・今回の税制改正、これまであまり相続税の心配がなかった方や過去に試算をしたことがある方でも、4月1日を境に課税の対象となってしまう可能性や、見込んでいたよりも納税額が増える可能性が出てきました・・過去に行った相続税の試算をやり直します・・・生前贈与などを活用して準備しておきます・・自分の経営する法人会社は昨年(増資)で対策済みです・・今回は個人ですね・・・できることは、少しでも早く情報をつかみ、対策をとることですから・・民主党は=官僚は中途半端な子ども手当てや法人税減税との引き換えに、所得税と相続税は増税することになる!というのが結論ですが・・今後もこの増税の流れが加速していくと思われます・・・で・・・我々個人は粛々と対策を練るだけですね・・本当に期待を裏切るどころか・・騙されましたね・・と考えると何だか哀れな政党に見えてきました・・・民主党ですね・・・ある意味すごいですよね?