5月下旬のみかん園、甘夏収穫の最終段階と草刈り
5月下旬のみかん園5月21日から23日(木)に小田原のみかん園に行ってきました。いよいよ甘夏の収穫が、最終段階に来ています。甘夏は5月に入ると酸味が和らいで美味しくなります。しかし、5月を過ぎると水分が消えてパサつくようになります。ようするに今が、収獲の時なわけです。しかし、このところ、毎週のように雨が絡むでしょう。木は濡れていると滑るし、この高さでは援農の人たちの力を借りるわけにもいきません。万が一の場合、骨折どころのケガではすまなくなるからです。これは今回の収穫が終えたあとの様子です。次回が、最後の収穫日となる予定です。小田原は5月19日(日)に、小田原市長選挙の投票がありました。自民・維新・国民・連合神奈川がおした現職の市長候補が、25,000票で、前市長の候補者の46,000票に負けたんです。大差で市長が交代したんです。私などは援農者の立場でして、小田原市民ではないんです。しかし、みかんの手入れをしていると、何とかしなければと感じるんですね。農家は高齢化がすすみつつあり、耕作放棄地も広がりつつあるわけで、みかん農家の人たちが、なんとか、みずからの共通要求をまとめて、小田原市の行政に働きかけて、少しでも明るい未来をつくるようにしてほしいのですが。いろいろと私なりに農家の人たちに、はたらきかけてはいるんですが。どうしたらそうした状況をつくることが出来るのか、そこが問題なんですね。実際のそうした関係づくりが問題なんです。農家自身が、忙しい中にも、そうした目をひらき、協力し合うことが必要なんですが。そこが、なかなか、ひとすじなわではいかない、一番のネックなわけです。ともかく、毎週のように、小田原のみかん園も雨が絡みます。みかん畑は、一雨ごとに雑草が繁茂してきます。次の写真は、みかん園の園主さんが草刈りしている、その途中の様子です。手前が草刈り機で草刈りしたあとで、その上はこれから刈らなければならないところです。次の写真は、その畑の一番上の様子で、わたしが手入れを引き受けている部分です。苗木なんて、すっかり草が覆い隠してしまってます。今回、わたしはここを草刈りしたんです。このテラス面を1時間くらいかけて、1タンク分の草刈りしてきました。援農の方がきてくれて、脇にある甘夏を、わたしが草刈りしている間に収穫してくれました。一人でやっていたら、草刈りしただけでヘトヘトになっちゃう。①くさかり、②甘夏の収穫、③草刈りと、何度も何度も山を往復して、3ラウンドは必要なんですが。草刈りしているとくたびれて、甘夏の収穫まで、とても、とても続ける気にはならないんですが。それが援農者の協力があったおかげで、その難題ですが、一気に片付けてくれました。草刈りと甘夏収穫が、5月22日(水)の午前の1時間で、すべて片付けることができました。すごいです、すばらしい。二日分の仕事が、1時間で片付きました。やはり、援農者がいるとは、農家にとって大きな支援になっているということです。