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朝、レッスン時間が変更になる。
このお忙しい時に、レッスンして頂くのがとても申し訳なく思える。 時間を変えてまで見て頂くなんて、、、。こんな私のために、、、。 いつになく集中して練習。いざレッスンへ。 お部屋にはMDデッキが用意されていた。 リヒテルのプラハのライブ録音(1960年)。 バラ1を聴いた。 その後、「今日はバラ1からやりましょう。」と先生。 「実は、、、通せなくなってしまって、、、」さあ。 「何で?この前通して聴かせてもらったわよね?」先生。 「はい。でも、自分には届かない曲の気がして、2週間ぐらい弾けなくて、それからまた弾き始めたので、、、」さあ。 「あら、そうなの。でも、H先生のレッスンこれ持っていくんでしょ?」先生。 「、、、はい、、、」さあ。 「あなたの都合のいいように弾いてる。バラードぐらいの曲をやりたいのはよくわかるけど、他のにしたら?もう長いことやってるし、もう少しできたら終わりにしてもいいと思うのよ」と1ヶ月ほど前に御指摘を受けたので、 さあはどうしても楽譜さえ開けなくなってしまったのだった。 もうやってもこれ以上は、、、と言われた曲をやるのは辛い。だけど、やるしかない。 とにかくできる所まで通してみて、ということで始めた。 「あら、通せたじゃない。この前よりずいぶんよくなったわよ。今まで聴かせてもらった中では一番いい」と言って頂けた。 正直ホッとした。 だけど、まだ辻褄があってないと。「それってもしかしたらあたしのせい?」と先生がおっしゃるので、「え???」と思っていると、 「私がこうしなさいって言うからしたでしょ。でも、あなたの演奏にはそれは合わない。さっき、リヒテルがここの間をとらなかったでしょ?もし、ああやって弾くなら私もとらないわよ。何で言われたのかよく考えなさい。言われたからってしなくてもいいのよ。あなたには、あなたの考えで弾いて欲しい、考えを持って弾いて欲しい」と。 「弾きながら、ここの音量はどうしようとか、出し過ぎちゃったから次は気をつけようとか考えてる?」と聞かれ、あまり考えてないなと思った。 ちょっと考えながらやってみて。ということで弾いてみたら、手がぐちゃぐちゃになってしまった。 「今、考えたら弾けなくなったでしょ?それでいいの。それが練習なのよ。ただ手だけ練習したらダメなのよ。両方できなくちゃいけない」 今日は内容の濃いレッスンだった。 先生のおっしゃることがよくわかった。 確かに左手の練習はしたし、それはわかって頂けた。だけど、演奏が棒だったな。 それと、もっともっと自分でどうしたいか考えてないと。与えてもらえると思ってはいけないんだ。 今度はこの曲に集中することにした。 あー、半年近くなるなあ。ようやくちゃんとしたレッスンして頂けるぐらいになってきたんだ。 時間かかる自分にイライラするけど、でも1曲づつ着実に仕上げたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.05.30 23:48:53
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