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西條剛央のブログ:構造構成主義

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西條剛央

西條剛央

2007/05/12
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カテゴリ:発達
今回は,妹夫妻&姪のゆらちゃんも一緒に帰省(帰仙)した。ゆらちゃんはたっしゃになっていて益々かわいさアップしていた(それを語ると何万字も要するので詳しくは妹の日記を参照のほど)
http://plaza.rakuten.co.jp/mizukaoo/

ゆらちゃんは毎朝(といっても昼なのだが)とことこ階段を上って起こしにくる。はっと気がつくと布団の横に立っていたりするのだ。最初は家族の誰かが僕を起こすためにゆらちゃんを刺客として連れてきたのかと思っていたが,どうやら階段を上って一人できていたということを後で知った。

それでその部屋で一通り遊んだら,「した」といって,下に連れて行けという。まだ階段を下りるのは危ないかなあということで,連れて行かないといけない。下にいくと「にかい」といって二階に連れて行くことになる。

それで今度は茶の間の隣の部屋で居眠りしていると,そこにもトコトコやってきて,起こされる。それでも寝続けて「何か静かにしているなあ」と思ってふとみると,裁縫箱を広げて針をいじっている!!あぶない!油断も隙もない。裁縫箱を手の届かないところに置いてとかやっていると,目が覚めてしまう。しばらく遊んでから二階にいって寝るとまた二階にきて起こされる。

そんなこんなで生活をともにして,ほんの片鱗しか味わっていないけども,妹夫妻は偉いなあという思いをあらたにした。当然のことながら,子育ては,24時間365日休みがない。基本的に「子ども」にあわせなきゃいけない。当たり前かもしれないが,これはたいへんだ。子育てはする人は偉いと心から思う。

ちょっと前に,アメリカで専業主婦の年収を1600万円と算出したらしいが,納得。僕は専業主婦をもっと評価すべきだと本気で思う。働いていた方が遙かに楽だ。実際、子育てから少しでも逃れるために働き始める人もいるらしいが、それも分かる気がする(もともと子育てを親だけでするようになったのは、ここ最近のことで、祖父母も含めて育てるのが「自然」だったのだと思うから、無理もないが)。

もちろん、家事・育児の価値はお金に換算できない点にあるというのは、その通り。そうだからこそ,一生懸命育て,愛情を注いでくれた両親に感謝するんだろうと思う。ただ,お金というのも分かりやすいといえば分かりやすい指標なので,そういう切り口からみても,こんなに凄いんだぞということは意味があると思う。


内田樹先生が、どこかで言っていたけども、フェミニストはお金を稼ぐ(社会的に評価される)という側面で,男性と平等たろうとするのも大事だとは思うけど,それはいわば「子育てするよりお金を稼ぐ方が偉い」という男の価値観の土俵に乗っているということでもあって,女性の価値を高めるより本質的な方法は,「子どもを産み育てるということはお金を稼ぐことより遙かに素晴らしいことだ」という価値観を根付かせることだと思う。それはちゃんと育てられた人は言われるまでもなく痛感しているだろうけど。


少子化が問題だとか言っているけども,よく言われているように、多くの家庭では将来に不安で子どもを産めないということはあるに違いない。税金の無駄遣いをしている金があったら,その金を子育ての支援金やサポートシステムを充実させて,安心して子どもが産めるようにすべきなのは論を待たない。

そして,そういう子育てを巡るシステムを整備していくことが,子育てと仕事の双方を含めて,女性の多様な生き方を支援するものになるのだと思う。







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Last updated  2007/05/29 07:23:16 PM
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