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カテゴリ:哲学
ちょっと前のことになるが、ジュンク堂に行って、研究に役立ちそうな本を計70冊ほど購入。
数十冊は読んだかな。 ギリシャ哲学に関する本をかなり買ったが,やはりしっかりした研究書は,原典まで遡ってまとめてあるので信頼できる。 たとえば,タレスについてだけみても,本によってかなり精度が違う。 比較してみるとよくわかるのだが、噂や根拠のないものをそのままタレスはこうだったと書いているものが多いが,よくできた研究書はその真偽についても可能な限り文献の裏付けを得て確認している。 タレスは1冊も自分で本を残していないというのは知っていたけども,「万物の根源は水である」という言明について語られているのは,アリストテレスの本の中の2カ所のみだということは知らなかった。 日蝕を当てて(しかし日蝕のメカニズムに関する理論は知らなかった),航海のために役立つ星座を知らしめたりしていたのは確からしい。 うむ,この本は素晴らしい。心から賛辞を送りたい。 詳しすぎて売れないだろうけど,研究書というのはそういうものだ。 がんばれ,研究者。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/07/31 05:28:01 PM
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