カテゴリ:学会
今日は,科学基礎論学会があったが,
オーガナイザーの渡辺先生の「自分の理論を公然と批判してもかまわない」という類い希なる器によって,会全体の自由な雰囲気が流れていた。稀少で意義深い集まりだった(学会はこうした開かれた風通しのよい議論ができる場は極めて少ない)。 他の登壇者の先生方の発表はそれぞれの立場からメタ理論について言及されていて,新鮮でおもしろかった。 僕は,関心相関性,方法の原理,理論の原理,科学の原理ということをそれまでの登壇者の議論と絡めながらぼちぼち話したけども,わかりやすかったとか,おもしろかったとか,返答のありようを褒めていただけたりしたので,お役目は果たせたかなと。 また構造構成主義(構造構成学)がなぜ,超認識論と称するのか,その理由と機能の一端をわかっていただけたなら,いいかなと思う。 懇親会(打ち上げ?)は登壇者の先生方はもとより,甲野善紀先生の身体運用法をフルートに導入して白川真理さんなども参加してくださった。皆さん開かれた態度を持つ,王道異端児とでもいうべき素晴らしい方々で,二次会もかなり盛り上がって本当に愉しかった。 滞ったり,本質的なところでのひっかかりがなく,素直に心を通わせられる人と交流できるのは,本当に気持ちの良いことだなと,改めて思った土曜日でした。 僕はつくづくそういう構えや,あり方,態度に関心があって,専門領域とかそういうことには関心がないんだなあと思った土曜日でもありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/12/31 10:58:50 PM
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