カテゴリ:学会
久しぶりに日記をば。 岡山 看護研究学会 愉しかった。 初日は,「構造構成主義理論は看護研究に活用する」というプレカンファレンスセミナー。 東邦大学の高木廣文先生と吉備国際大学の準教授となった親友の京極真氏と一緒に講師を務める。 会場はプレカンファレンスでは最大の100名ほぼ満員。 お二人の話を聞くのも久しぶりだが,それぞれ深化・発展していて僕自身も聞いていておもしろかった。 会場の質疑応答も活発に行われ,40分程度は質疑応答で,議論が深まっていき,僕らとしても非常に実りあるもので,その後の懇親会も,みなさん気持ちの良い人ばかりで愉しい時間を過ごせた。 二日目は池田清彦先生の講演の座長を務めたのだが,15時半からと時間があったため,京極邸に遊びに行くことに。 京極さんと奥さんのもとでのびのび育っている二人の子どもも相変わらず可愛かった。 そのままみんなで一緒に車で会場まで。 控え室では座長をつとめる秋元先生と一緒に簡単に打ち合わせをして,池田先生の講演では冒頭に先生の紹介をさせていただいた。 アマゾンで検索すると145件がヒットして,生物,環境,科学,哲学,経済,子育て,人生論と幅広い分野で一流の仕事をされてきていること,それらを手書きで書いており1度に完成原稿を書きあげられる天才であること,日本学術振興会時代に池田先生のところで指導していただけることになり,最初に研究室にいったときにはプリンタどころか,時計もゴミ箱もなく,ただ段ボールの箱と,虫箱と月刊虫という雑誌があったこと,1988年に構造主義生物学を,1990年に構造主義科学論を体系化され,それが構造構成主義を体系化するおおきなきっかけとなったこと,そしてそれが『看護研究で迷わないための超入門講座??研究以前のモンダイ』として看護の世界にも広まることになったのだが,構造主義科学論と出会わなければ構造構成主義もこの世に生まれなかったであろうこと,などを数分でお話させていただいた。 池田先生のお話は,構造主義科学論と構造主義生物学の双方にわたるもので,生物学についてはかなり専門的なお話もあり,医療のプロフェッショナルの方にもひじょうに響いたのではないかと思う。 その後は学会の懇親会。 ここでも,池田先生と京極さん一家と一緒にほのぼの過ごした。池田先生は京極さんの奥さんを大絶賛していた。こんなに絶賛した池田先生を初めてみた。 会長の深井先生とも久しぶりにお会いでき,懇親会でもいろいろとお話できて愉しかった。 学会に2日いて,これだけ気持ちよく過ごせるということはあまりないように思う。 そんなほのぼの学会でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/10/20 05:49:19 PM
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