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西條剛央のブログ:構造構成主義

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西條剛央

西條剛央

2011/04/05
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カテゴリ:東日本大震災
【お知らせ】
 本日4月5日18時半から青山初沢スタジオでジャーナリスト岩上安身さんにUst中継インタビューを受けます。被災地の現状を踏まえ、全国から必要な物を必要な人に必要な量送る、より実効性の高い支援を可能とする新たな支援モデル、「ふんばろう(ふんばっぺ)東北支援プロジェクト」を発表します。


【ふんばろう東北支援プロジェクトの概要】

超巨大地震に対応する新たな支援モデルを「ふんばれ東北支援プロジェクト」と名づけました。

津波主被災地の体制はおおむね本部(主避難所)とそれに付随する10前後の避難所からなります。主避難所には物資が集まります。特定の物資が集まりすぎ、また仕分けられないという理由で支援物資を断っています。しかし末端のマイナー避難所や自宅避難者には十分な物資は届いていないのです。

「ふんばれ東北支援モデル」は壊滅的な被害を受けた津波主被害地に対してより効果的な後方支援を可能とするモデルです。各避難所をユニットとすることで支援先の顔が見える形にして、被災者が今求めている生活用品、電化用品、義援金などを全国から送ります(東北が主対象となっていますがそれ以外の被災地も可能です)。





「ふんばろう東北支援プロジェクト」

1) 各避難所ごとに欲しいものの要望リストをまとめ、本部を介さず直接メールや電話、FAXでサイト運営者に伝える。

2)サイトに情報をアップ。

3)Twitterで募集する。

4)送れる人が郵送する。

5)必要な分量が集まり次第打ち切る。

これによって被災者が本当に必要とする物を、必要な分、必要な場所に送ることができます。
しかも本部は仕分ける必要がなく、直接避難所に届きます。

ボランティアですから無料で税金も使わない、シンプルかつ最も実効性の高いシステムです。これを導入しない手はないと思います。

すでに南三陸町で成功していますが、各自治体に導入してもらうためには、志の高い地元有力者、市議会議員、国会議員など有力者のお力が必要です。お力添えのほどどうぞよろしくお願いします。

皆さんで画期的な成功事例を作り“FUNBARE”を世界に広めましょう!





震災は忘れてはいけません。しかし僕も含め人間はどうしようもなく忘れる生き物なのです。だから生きていけるのです。忘れないようにする工夫や努力は絶対に必要ですが、遅かれ早かれ多くの人の意識から薄れていきます。特に直接被災していない人はそうでしょう(ある意味仕方ないのです)。

現地では瓦礫の撤去作業もできていません(多くの街がすべて瓦礫になったのですから相当な時間と労力がかかるはずです)。個別宅避難者をあわせれば20万弱ぐらいの避難民がいます。仮設住宅が揃うのにも時間はかかるでしょう。

それが半年後か1年後かわかりませんが、そのときになっていざ冷蔵庫やテレビ、洗濯機といった電化製品が必要だ、車もバイクも自転車も必要だとなっても、人々の意識は薄れていますから、わざわざ郵送費持ちで、そうしたものを送ってくれる人は少なくなっていると思います。

ですから、震災が忘れ去られる前に、電化製品などの必要な物資を集めて置いた方がよいのです。避難所ごとに地元近くの倉庫を確保して(人脈はあるから可能なはずです)、必要な物をリストアップし、比較的新しいものを送ってもらい在庫をストック(管理)しておくのです。

倉庫に入りきらないものは、贈呈登録契約だけ今のうちにしておいて各家庭で保管しておいて頂き、仮設住宅が建つなどして先方が必要となったときに送ってもらいます。





募金も60000000000円集まっている赤十字の大河の一滴になるより, 自分が縁があって支援したい避難所に募金する方が、支援した実感も湧くため支援しがいもあると思います。その方が確実に多くの募金が集まるでしょう。

募金はその地域の自宅避難民にも配分されるようにします。

これを“今”やることで、今足りていない物資が手に入るだけでなく、被災者が生活を取り戻し、前を向いて歩いていこうとしたときの資源(電化製品、義援金)を確保することができるのです。また自分達が支援されているという実感も湧きます。それは“希望”になるはずです。





そして国の予算は「津波対応型の防災都市」の建築などにかけてもらいましょう。そうすれば故郷で生き続けたいという人も安心して暮らすことができます。日本の海岸地域のみならず、世界の津波防災都市のモデルになるでしょう。→http://p.tl/qvtx の後半

子ども手当は本当に「手当」が必要な人にのみ限定し、地球温暖化の根拠となっていたホーケスティック曲線が崩れた今→http://p.tl/61Ov 京都議定書も速やかに離脱することで3兆円前後浮きます(5年間で15兆円)。過度な増税を避けるためにこれは必須です。

(なお、ここで地球温暖化云々について議論すると論点がずれますので「「IPCC問題の検証と今後の科学の課題」http://p.tl/Ht0W や『環境問題の新しい教科書』http://p.tl/li0v 等資料にあたった上で各自吟味、判断していただきますようお願い致します )




いずれにしても行政が動くのには時間がかかるでしょうし、一部は導入しても全部は無理でしょう。被災者を笑顔にするために地元の志ある政治家達が本気で動いてくれれば可能なはずですが、今のところそこも未知数です。

そこで、早稲田MBAの受講生達に現地でFJMモデルを紹介して歩いてもらうボランティア募集にあたってのマネジメントをお願いしました。とても優秀なのでうまく廻してくれると思います。

【拡散希望】現地でFJモデルの各避難所、個別避難宅への普及のお手伝いをしていただけるボランティアを急募します。希望者は 「ふんばろう東北支援プロジェクト」で一緒に活動してくれるボランティア募集サイトを作りました。http://bit.ly/hDMt6S から登録してください。




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(早稲田大学大学院商学研究科MBA講師 西條剛央)

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Last updated  2011/04/05 04:59:35 PM
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