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西條剛央のブログ:構造構成主義

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西條剛央

西條剛央

2011/04/22
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カテゴリ:東日本大震災
「ふんばろう東日本」は団体ではなく、“市民意思機能”なのです。実体のある団体というより、被災者の支援だけを見つめて、既存の形式や枠組みに囚われずに、機能さえすればよいのです。

だからこのプロジェクトには境界線もありません。メインスタッフの他にも多くの人達が、様々な形の後方支援として参加してくれている。そこにはあらゆる他の団体の人も含まれる。どこに所属していようと人は人なのです。人が人に支援するという基本からぶれないことが大事です。





被災者の支援になれば、誰がしてもよいのです。組織の利益とか縄張り意識といったもののが被災者の支援の妨げになるなら本末転倒です。縄張り意識を重視する人は、実は被災者より“自分”をみています。そもそもこれほどの広域複合災害です。どれだけの人が、組織が動いてもカバーし切れないのですから動ける人は動くべきです。

ユナイテッド・アースさんと話したときもあり方や構想がかなり似ていました。ある意味で「被災者の支援」だけみつめていたら、同じようなことを考えるのは当然のことだと思います。それならそれでそれぞれの強みを生かして連携をとっていけばよいのです。





確実に言えることは、どこのNPOもボランティア団体も被災者の支援という点で大きな貢献をしているということです。僕らも含めて手探りで進めているから、重複したりうまくいかないこともあるけど、それを忘れてはならないでしょう。

自分たちにできることはないかと動いた人達がいなかったら、悲劇はさらに大きなものになっていたに違いありません。人間ですからどんな人だって失敗したり、うまくいかないこともあります。しかし何もしない人より、具体的なアクションを取った人が被災者支援に貢献したのは間違いありません。そうした方々へのリスペクトも僕らは忘れないようにしたいところです。

他方で支援する人は、自分のやっていることは「被災者の支援」になっているか? 自分の縄張り意識や自尊心のための被災者支援の妨げになってはいないか?と問うことで、「被災者支援」という目的からぶれないようにすることも大事なことでしょう。




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(早稲田大学大学院商学研究科MBA講師 西條剛央 Twitter(saijotakeo))

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・西條剛央・岩上安身対談Ust中継→http://p.tl/Wsnb

・西條剛央×GACKT×川崎麻世鼎談(「今ぼくらに何ができるのか?--みんなの思いをつなげる新たな支援システムの提案」)、Ust→http://www.ustream.tv/recorded/13965863







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Last updated  2011/04/23 11:39:47 AM
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