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ぶっちゃけた話が

イラク人質事件ですが、前回書いたものに加筆しますと・・・「渡航自粛勧告を無視してまで自分達が好んで行ったんだから、どうなろうが文句を言う筋合いではない。」「しかるに自分のしたい事をし、その結果予想可能であった命の危険に遭遇し、家族に死ぬほど心配かけ、国家にも多大の迷惑をかけてる自分勝手はいかがなものか」「家族も送り出すのなら死の可能性まで覚悟して送り出したのではなかったのか。しかるにあの様子では、家族ぐるみでかなり甘い考えだったのは明白である」「そもそも民間人一人が戦後の混乱地帯に行って支援活動をするという事自体にどれほどの実効価値があるのか。一人が多数を救えるのか。いや、たった一人さえ救えるのか。そもそも人を救うとは一体何なのか。最初からヒーロー気取りの思い上がり、尊大にして傲慢な行為ではなかったのか。」「これを立派な無私の行為と言う人もいるが、そもそもボランティアしたいという考え自体が個人の欲望である以上、無私の行為などでは絶対あり得ない。全てにエゴが絡んでいる筈だ。つまり自己満足である。もし無私の行為なら、人質になってさえ、命を落としてさえ笑って運命を受け入れたはずだ（家族も同じく）」「同じボランティアなら日本国内にも恵まれない人、助けを必要とする人は五万といる。しかるに戦後の、しかも外国優先の活動をするのは一体なぜか」もう一つ言うと、人質に18歳の人がいるが、彼はどのような仕事を持って経済的に自分を支えているのだろうか。バイトして貯金してイラクに行ったんだろうか。おそらくは家から、或いは外部から経済的援助を受けながらの活動に違いない。そこで思うんだが、自分の身さえシッカリ養えない者が戦後の混乱した外国に行って、ましてや他人様の助けになるのだろうか。他の人質は知らないが、もし経済的に自立しないままの活動だったら、かなり「浮いた話」ではある。家族の援助で行ったとすると、今回の件に対する家族の責任も重いわけである。ボランティアの御旗を前面に掲げる人のボランティア活動は芯から信じられない。見ていて割り切れない引っかかりがあるのだ。なぜならその背後には必ず自己満足・自己宣伝が潜んでいて、他者を助けることで必ず「自分の株」が上がる仕掛けになっているからだ。いわゆるボランティア活動家の中には「自己価値」の見いだせない人が多数いるのではないかとニラんでいる。何の抵抗もなく見ていられるボランティアとは、経済的にも精神的にも立派に自立していて、そのゆとりから余剰分を分け与えている人。或いは自分も同じような辛い体験をして止むに止まれずやっている人の場合である。今回はそのどちらでもないように見受けられる。ひるがえって、人知れず早朝の公園清掃や山道のゴミ拾いなどをしている人を見ると、自然と頭が下がる。誰かに見せるためでも自分にハクを付ける為でもないからだ。全くなにげない小さな行為、そこに真のボランティア精神は宿るのではなかろうか。ならば町内でも、家の中でさえボランティアできるではないか。わざわざ外国まで出かけていって大騒ぎする必要は全くないと思うが、どうだろうか。

2004/04/19

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エネルギー

掲示板に書き込めない日々が続いている。自分のは勿論、他人のページにも。だから日記にて返事するしかない。チャーさん、勝手にリンクしてしまいました。チャーさんのエネルギーはスゴイですね。大きなパイプから惜しげもなく噴出する地下水のようです。よろしく。

2004/04/17

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掲示板に書き込めない

ここ３日ほど掲示板に書き込めない。エラーメッセージが出るばかりなり。いずこもそうか。私だけか。ハテ・・・。

2004/04/14

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ＺＥＮ

在り方　から　在るへ

2004/04/12

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禅

考え方から在り方へ

2004/04/07

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春はうららの

春はうららの川の面を　　いずこへ向かう浮き草よ　水の流れはゆるけれど　　　ゆくえ定めぬ汝が性よ

2004/04/01

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分からない

人として生まれ出て、この世に分かることと分からないことのどちらが多いのか。言うも愚か、殆ど何も分からない。そもそも何を分かるべきか分からない。何を分かりたいのか分からない。本当に分かりたがっているのか分からない。何で生きているのか分からない。本を読んでも分からない。他人に聞いても分からない。自分が何かも分からない。ましてや他人は絶対分からない（笑）分からないことに囲まれ、それでも生きてきたけれど、これからも生きていくけれど、いつか何かが分かるときが来るんだろうか・・・そんなこと分からない。かくなる上は分からないという事だけでも分かっていようか。痩せ犬。

2004/03/31

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女性の暴力に関する一考察

男に比べて女は直接の暴力に走ることが少ない。しかしながら暴力的性向は男女とも同程度持っている。これは生物としての生体保持の面から当然の本能だ。ただ人間のメスの場合は後天的・社会的性差の蓄積による二次性向が顕著に観察される。つまり暴力の「間接性」である。パンチ喰らわす代わりに無視する或いは泣く、急に病気になる。あるいは直接言う代わりに第三者経由で悪口を言う、当てこすり、イヤミ、家事の手抜き・・・その他もろもろのいわゆる女性的イヤラシさが陰々と展開するわけである。その一つ一つがＫ-1顔負けのパンチ、ヒザ蹴り、回し蹴りにも匹敵する破壊力を持つ。中でも最もポピュラーなワザが小言だろう。これで一年中生キズの絶えない男達も多い。過労死などという言葉があり、残された女房が殊勝な顔で労災を申請したりしておるのだが、私の見るところ、死因の半分は女房の見えざる暴力によるものである。会社で疲れはて、家では絶えず責め立てられ・・・死ぬのは当前だ。中には会社に行くとホッとする男も少なくないにちがいない。さて、面白い事に男性の暴力は正論の剣をもって社会的に大上段に咎められるのだが、女性の暴力は、やりたい放題の野放し状態だ。私はこれも同じように声を大にしていちいち咎められるべきだと思う。FV（Feminin Violence)である。そうすれば学校や職場や家庭での陰湿なイジメなども徐々に社会から減っていく可能性がある。残念ながら、人間意識はまだそこまで至っていない。聞いた話だが、ある心理学の実験で興味深い事実が判明した。例えば声を掛けてくれた誰かを無視すると、無視された側の脳には肉体的暴力を受けたと全く同じ反応が現れるというのだ。これは実に興味深い事実であり、女性的暴力を放置していてはいけない立派な根拠となる。人間社会にはびこる暴力の半分は女による影の暴力だ。まず女性的暴力を暴力としてシッカリ認知することから始めよう。さもなくば、人類史始まって以来、地球上の半分を占めてきた恒常的暴力が手つかずのまま放置され、この惑星に平和の訪れることは未来永劫決してないであろう。

2004/03/25

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マインドと瞑想

catch はマインドの仕事release は瞑想の仕事touch はマインドの仕事No-touch は瞑想の仕事中身はマインド容器が瞑想雲がマインド青空が瞑想波がマインド海が瞑想集中がマインド拡散が瞑想緊張がマインドリラックスが瞑想小がマインド大が瞑想

2004/03/22

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HEY JUDE

Hey, Jude, don't make it bad Take a sad song and make it better Remember to let her into your heart Then you can start to make it better よー、ジュード、シケたツラしてんじゃねーぜ景気のいい歌でも歌って元気出しなって彼女のこと想ってりゃ元気も出ようってもんじゃねーか Hey, Jude, don't be afraid You were made to go out and get her The minute you let her under your skin Then you begin to make it better. なー、ジュード、ビビってんじゃねーぜオマエなら彼女とお似合いだってさっさと抱いちまいなそしたら万事うまくいくからよ And any time you feel the pain, hey, Jude, refrain Don't carry the world upon your shoulders Well don't you know that its a fool who plays it cool By making his world a little colder 凹んでる時はな、ジュード、こう思うんだ「俺一人で世の中背負ってんじゃねーぞ！」ってなクールにキメようなんてダサいこと考えんじゃねーぜそんな野郎はただのアホだからよ Hey, Jude! Don't let her down You have found her, now go and get her Remember, to let her into your heart Then you can start to make it better. なー、ジュード、彼女も待ってんじゃねーのかいガッカリさせちゃ可哀想だいつも想っててやりなよそしたら万事上手くいくからよ So let it out and let it in, hey, Jude, begin You're waiting for someone to perform with And don't you know that it's just you, hey, Jude, You'll do, the movement you need is on your shoulder とにかく自分に正直にな、ジュード、始めてみなってずっと彼女が欲しかったんだろ100％オマエ次第さ、ジュードオマエがやらなきゃ誰がやる！ Hey, Jude, don't make it bad Take a sad song and make it better Remember to let her into your heart Then you can start to make it betterよー、ジュード、シケたツラしてんじゃねーぜ景気のいい歌でも一発カマして彼女のこと心から思ってりゃツキも回ってこようってもんじゃねーか、なあ、ジュード

2004/03/17

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～から・・・へ

エゴがする瞑想からエゴが包まれる瞑想へ

2004/03/16

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最も感動したこと

楽天のプロファイル項目の「今までで最も感動したこと」にある他人の書き込みを少々見る。小・中・高生が多い（笑）感動とはハートで感じるもの。年を取るに従い頭でっかちになったり気持ちが萎えたり傷ついたり・・・、ハートも本来の柔軟性を失うのか。いやいや、ハートは幾つになっても常にダイヤモンドのように無傷で埋もれているはずだ。ハートを感じるエクササイス・・・胸に手を当ててじっとハートを感じ、ハートと供に居る。ただそれだけ。一日に何度でもできる。職場のトイレに腰掛けて、公園で、お茶飲みながら、湯船で、ふとんの中で・・・。もし世界中の人が一日に一分でもコレをしたら、世の中ずいぶん変わっていくと思う。

2004/03/12

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ゴールド・ナゲッツ

脳卒中で入院中の長嶋茂雄が、看護婦に「おはよう」と言ったそうだ。健康一途で70年近く生きてきた人間が、急転化した今の状況下で・・・、なかなか言えることではない。やはり彼はホンモノの金塊だった。（長嶋茂雄に愛と尊敬と祈りを）

2004/03/09

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いい日

これといって何も書くことのない日。こんな日こそゆっくりたっぷり何もないことを味わう。何もない日、普通の日、ありきたりの日・・・これほどの贅沢・・・ただ生きている・・・いい日。（長嶋茂雄に愛を）

2004/03/07

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愛

愛の人、長嶋茂雄に愛を送ります。

2004/03/05

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雪

散歩に出ようと玄関を開けると、かなり激しく雪が降っている。傘を持って歩き出す。ズボンや服に雪片がへばりつく。雪の勢いそのままに、歩くにつれ体も温まり、体を動かす愉しみを覚える。体は機械。じっとしていてはいけない。可動部分は動かすに限る。循環器系も同じ。寺に寄って、山を背景に降り続く雪をしばし眺める。山も霞むほどの降りだ。寺男一人、箒で雪を掃いている。和尚らしき老人現れて、「雪雪・・・」と言いつつ前を通り過ぎる。背筋の伸びた人だ。他に人影なく、雪降りつづく・・・。

2004/03/04

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子供の情景-2

大切にしているはずの人形の髪を切った女の子。ダメじゃないのとたしなめられて曰く・・・、「また生えてくるもん」

2004/03/03

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子供の情景

散歩中に聞こえてきた近所の子供の声・・・子供Ａ：「アー、さぶい。　さぶい人は手をあげてー」子供ＢＣＤ：「ハーイ！」

2004/03/01

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小さな悟り

誰でもごく自然にかなり瞑想的になる場合がある。例えば電話を掛けて相手が出るのを待つ間、みんなとってもいい表情してる。油断無く、かといって思考でいっぱいでもなく、今に覚めて在る表情をしている。或いはスタートを待つランナーの表情とか・・・スポーツをやる本当の深い動機はあの辺にもあるのかも。一瞬マインドから開放されるという・・・美しいものを見たり、我が子を抱いたり・・・深い平安・・・小さな悟り・・・。・・・ちょっと実験。タマネギをむくように・・・まず自分から日本人を捨てる　職業を捨てる　　名前を捨てる　　　年齢を捨てる　　　　性別を捨てる　　　　　思考を捨てる　　　　　　感情を捨てる　　　　　　　過去と未来を捨てる・・・・捨てれるものは全部捨てる・・・で、捨てようにも捨てられないもの、最後に残る物とは何だろう。

2004/02/27

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諸行無常

今日は東京に行く友人の送別会をしてきた。和風バイキングで歓談しながらの食事会。ふと知り合って、何度か会った程度だが、何故か親しみを感じる人ではある。人と人との出会いと別れは不思議なものだ。出会うべく出会うのか、はたまた全ては偶然か・・・誰にも分からない。しかし人は出会い別れる。他人は言うに及ばず家族でさえも・・・。不思議としか言いようがない。さて、これから幾人の人に出会い別れるのだろうか。いやいや、いつかは自分とさえも永遠のグッバイ。全ては流れの中にあり、流れ流れて流れ去るのみ。

2004/02/26

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パワー

男はパワーを求めて成長する。幼い内はパワーでさえあれば何でも良く、たとえ理不尽な暴力であろうが喜んで追い求める。要はパワーの量、絶対値であって、事の善悪はさほど問題ではない。さすがに長ずるに従い合法的パワーを求めるようになる。曰く、知力、体力、統率力、人気などなど、他者に対する優位性を追求して行く。いわゆる教育なるものも記憶力をベースとしたパワーゲームにすぎない。女も違う方向で明確にパワーを追い求めている。曰く、美貌、スタイル、チャームポイント、などなど、まつげは曲げるわ、あれこれ色は塗るわ、胸は上げ底にするわ、もう殆ど詐欺なんである。姿形だけならまだいいが、性格まで曲げて可愛く演出してしまうから余計始末に悪い。最近世間では新たに人間力などと言いだした。ブランドに集る心理も、外部からの他力によるパワー補強手段でしかない。高級車に乗る男達はパワーを誇示し、女達はそういう男に精いっぱい化粧して群がる。どこまでもパワー志向なんである。従ってパワーの無い者は人格・存在そのものを否定されるような社会とならざるを得ない。子供の頃から、ありのままのその人でＯＫ、とは絶対ならないのである。そこに人間の苦悩がある。ではなぜパワーを求めるのか。それは突き詰めれば動物的本能に行き着いてしまう。生存競争に打ち勝って自己の遺伝子を残し、できるだけ長く安泰に暮らすにはパワーは大であるに越したことはない。パワー礼賛の本質はセックスという事だ。しかも人間は優れたマインドを備えているがために動物より一層無節操なパワー追求に突っ走る。（サバンナ統一をもくろむライオンなんていないだろう）オマケにスピリチュアルなパワーをさえ求め始める始末。これでは争いが絶えないどころかエスカレートして当前だ。極めて質の悪い動物、パワー教の盲信者、それが人間なんである。

2004/02/22

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真実

今日は深い自己嫌悪で目が覚めた。珍しい事だ。自己の真実を観るのはシンドイ。それが社会的落伍者たる私のような場合はなおさら・・・。それに健康上の真実、経済上の真実、現在の在り方の真実、性格的真実、これまでの生き方の真実、全てが束になって迫って来る。まるで証言台の被告だ。たった一人の取るに足りない生ではあるが・・・私にはこの生しかないのも事実・・・思えば奇妙な半生だった（苦笑）仕方なく付き合うかのような・・・。生とは生きることであって逃げる事ではない。逃げ続けてきて、さて、どこまで逃げれるのやら・・・追手は日々迫るの感あり（笑）で、捕らえられるのは何だ。私という全存在。逃亡劇一巻の終わり。テーマ曲さえ流れない。

2004/02/21

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願望

楽になりたいと思うのは楽でない証拠（微笑）願望あるのは欲求不満の証拠物事はありのままあってごまかしは効かないありのまま　ありのまま　ありのまま・・・

2004/02/20

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動と止 II

例えば何かを思うにも時間が要る。（動き＝時間）であり、私の「ワ」を発した時点で既に心理的に動の世界に突入している。しかるに止の世界は不動の領域である。（止＝存在・あるがまま＝エゴ・マインドの不在）という事だ。では不在の自己がいかにして在れるのか。それは「意識」としてである。「意識」に（思考・感情＝エゴ・マインド）は不要なのだ。エゴ・マインド在る所に「意識」無く、「意識」在る所にエゴ・マインドは無い。「意識」とは自己存在にあって（自己＝エゴ）から自由となった状態。自己存在のゼロポイント・最低地点のことである。増長したエゴをヒマラヤに例えるなら、意識とは波打ち際に消えゆく一粒の砂である。やがてはその意識さえもが存在の大海に呑み込まれると言うが、大海に消えゆくにはヒマラヤより砂粒にならねばならぬのは理の当然である。禅ではその砂粒、すなはち「意識」を真実の自己「本来の面目」と呼び、十牛図↓に言う所の「牛」がそれを指す。http://homepage3.nifty.com/sanbo-zen/cow.html では動中には（意識＝止）は無いのか。否、「動中の静」というのがある。いわゆる動禅である。日常の活動中に「意識」として在る修行だ。瞑想中のみならず、四六時中それへの留意を第一義に置く者をして初めて修行者と呼ぶ。では如何にして「意識」として在れるのか・・・、それは「今」に在る事でキッパリ解決する。「今」に思考は不可能なのだ。なぜなら「今」には時間的スパンが無いからだ。「意識」として在る以外に選択肢が無いのだ。これがエックハルト・トール言うところの The Power of NOW である。個人の今を意識、宇宙の意識を今、と呼べるかもしれない。「今」とは無意識マインドを覚醒させる最強の目覚まし時計なのだ。●幾千もの問があるだろう。しかし答えは一つしかなく、その答えとは貴方のアウエアネス（意識）だ。それは答えとしてではなく、一つの体験として在る。突然、大いなる静寂が貴方に降り下る。全てが落ちつき静まる。そして言葉によらず、知識によらず、そこには了解がある。自分は我が家に帰り着き、もうどこへも行く必要はないと分かるのだ。---ＯＳＨＯ----------∴「意識」とカッコで括ったのは、通常の意識と区別する為である。通常意識はマインド世界のもの。「意識」とはマインドから自由になった瞑想的意識状態、つまり「純粋意識」の事である。

2004/02/19

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肉体と社会

たまに近代テクノロジーに毒されていない人々をテレビで観ると、非常にリラックスしている。子供達は子供らしく、かといって妙に甘やかされたりせず、家事の手伝いをめいめいが当たり前のようにやっている。そうして自然と生きる智恵を身に付けながら成長する。十代半ばともなれば、もう立派な大人である。大人たちは大人らしく、経験からくる威厳と自信を備え、家族の生活を支えているという穏やかな誇りが見て取れる。いわゆる文明社会にはあまりいないくらいの堂々たる大人（たいじん）である。見るに、お仕着せの学校教育が無い分、無駄な競争や知識詰め込みが存在せず、その分伸び伸びと生活し、加齢と供にごく自然に成熟しているようだ。人間の、いや植物を含めた生物全般の至極当たり前の成長過程を見る思いがする。当然精神的歪みも少ない。恐らく人類はその歴史の殆どを彼らのように生きてきたに違いない。近代になってからオカシクなったのだ。日本の子供は家の手伝いをしない。やる事といえばファミコン、宿題、塾、学校・・・つまり社会に暮らしながら社会参加の機会が欠落しているのだ。これは生物として極めて不自然な状態と言わざるをえない。そういう風に育ってきた者、ろくに会話もできない者が社会の一員となれる筈もなく、しかたがないので勉強する意志さえないのにダラダラと大学まで行き、選ぶ学部は「潰しの効く学部」だったり・・・もう滅茶苦茶なんである。これでは喪失感、絶望感、浮遊感、無力感は当たり前だ。生き甲斐うんぬんには程遠い社会システムなんである。もっと「動物レベルでのルネッサンス」とでもいうものが必要ではないか。つまり自然回帰・本能回帰・自分回帰である。それには、余分な物をどんどん削除していき、自己の肉体でのアナログ的世界との関わりを増やせばいい。例えば料理するとか、ダンスするとか、車に乗るより歩くとか、本を読む以上に実際の人間との対話を重んじるとか・・・、生身と五感が復活し、肉体と人間社会に根を張ることができるだろう。

2004/02/18

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記憶喪失

記憶喪失に興味がある。例えば、今あなたが記憶を無くしたとして、あなたは消え失せるのか。否、同じだけある。ただ記憶のみが消し飛んだのだ。過去との断絶。自己の凝り固まったアイデンティティーを完全に脱却した、一種瞑想的強烈な「今」を体験するにちがいない。殺人者と聖者と普通の人が記憶喪失になったと仮定してみよう。さて、彼らに過去のしがらみによる違いはあるのか。否、三人とも「普通の人」になるに違いない。ポカンとしてホウけて立ち尽くすに違いない。見物だ。

2004/02/17

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修行と読書

エックハルト・トールのThe Power of NOW を読んでいる。イッキに読んで、いま少々落ち着いて二回目を読んでいる。実に素晴らしい。しかしそうと分かるのも坐禅してきたお陰である。何の修行もせずにただ読むだけなら、言葉のひだの深みまで読み込めない。精神世界の本は修行と平行して読むことが不可欠である。坐禅に感謝。

2004/02/16

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