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カテゴリ:読書感想文
乗ったこともない(たぶん)のに。。(笑)
『阪急電車』を読みました☆彡 ちょっと前に映画化してますが映画は観ていません★(^^; 映画の主題歌がaikoの『ホーム』だったから このお話を知って読んでみる気になりました 舞台は今津線の各駅。 それぞれの駅や電車で、乗り合わせたり、すれ違ったりする人々の それぞれのお話。 でもちゃんとみんな線路と一緒に繋がってるという☆彡 有川浩さんの小説を読むのは初めてで、どんな感じなんだろう? と、こわごわ本を開きましたが。。。。 一番最初の宝塚駅のお話ですぅっと引き込まれ 次の宝塚南口駅のお話で、心鷲掴み(笑) 翔子さんという人が出てくるのですが 私は彼女がとても好きです。 結婚間近の同じ社内にいる恋人を、同僚女子に奪われ その二人の結婚式に、討ち入り目的で出席するのですが。 感情的に綴ろうと思えば幾らでも綴れるのに 彼女の考え方、行動は、とても理知的で だからこそ、彼女の悲しみが 泣き叫んだり己を見失える人よりもよっぽど痛く感じられて 討ち入りは素晴らしく成功し 引き際も鮮やか。お見事。 これで清々って感じに終わろうと思えば終われるのに。。 人の噂も七十五日とはいうものの、彼らが生々しく踏みにじった翔子が 社内にいる限り、噂は決して風化しない。 決して辞めるものか。 あの二人を楽にしないために決して辞めるものか。 そんな決意が歪んでいることは分かっている、 だが人を恨んでも呪っても詮無いなんて正論は 今の翔子を楽にしない。 * そうよ、あたしは花嫁さんになりたかったのよ、 五年も付き合ったあの男の横で にがい。。。 けど ドロドロしてる話を苦く淡々と爽やかに描かれて。。 やっぱりなんか好きだ。 あ、ちなみに甘甘なお話もいっぱい入ってます 翔子さんも、ちゃんと駅のお話が進むごとに 立ち直っていくので大丈夫 通勤用に買ったのに、気になって一気に読んじゃった(笑) 。。。有川浩さんの小説を読むのは初めてだったけど 実は、有川さん原作で弓きいろさんが描かれている 「図書館戦争」は前から読んでました これもすごく面白くてオススメです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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