|
カテゴリ:妄想
私は私が一体どのような物であるのかが分からない。
私には自己を規定する基準がない。 故に私には―――何もない。 自分を自分たらしめるもの―――既に良く知られた言葉を借りて表現するのならば「我は、我である」という自意識。それを持たない生命体の思考法。そこに「感情」的なものは存在しえるのか? 自己という物が存在しない思考法という物は、存在しうるのか。存在しえたとして、それは人間の感覚で表現できる物、理解できる物であるのか? では、そもそも「人間」の考え方とは一体何なのか? 一個の存在としての己を意識しない存在にとって、「他者」というものはどのような存在となる? 生まれたばかりの赤ん坊のそれと同じ、区分のない一個の存在として認識するのか? 明確な区分が存在してなお、「自己」を認識できないという事はありうるのか? 自由になるものとそうでないもの。 分けるのはそれだけ?他にもっとあるのか? 自らの四肢にすら時折感じる、あの「他者」の存在は逆に言えば「自己」をそれだけ明確に感じているからなのか? わからない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.13 18:29:24
コメント(0) | コメントを書く
[妄想] カテゴリの最新記事
|