つるぎ食堂の親子丼~親子丼行脚3~
根を詰めて探し続けているわけじゃないのですが、気が向いた時に親子丼探索引き続きやってます。この間フラッと寄ったのが、三条会商店街の堀川からの入り口を入ってすぐのところにあるつるぎ食堂。親子丼の話を店でしたら、最上のものではないけど安くておいしいのがあるよ、とすすめられたのがここだったので、記憶の片隅に留めておいたのです。つるぎ食堂のつるぎは剣山からとっているようです。ご主人、きっと山をやる人なんでしょう。還暦前後くらいに見えましたから、その世代は今のブームとは違って普通に山好きな人が多かったですしね。閑話休題。年季の入った店内はいかにも大衆食堂。昭和のころからずっと変わらないんだろうなあ。うどん、そば、どんぶりものの中にありました、親子丼。大衆食堂の常で、特に名物というものはないので、(だいたい子の親子丼だってお客さんの個人的おすすめですし)カツ丼やら他人丼、木の葉丼の間に親子丼580円と書いてあります。メニューを見るまでもなかったのですが、一応そこにきちんとあることを確認してからお茶を持ってきてくれたおばちゃんにおやこどんください、と頼むとおやこどんぶりですねと復唱。ああ、丼はどんぶりの略称なのだなあとなぜか感心。待つ間に岳の1巻を読みながら、やっぱり山好きなんだろうなあと思っていると、1話を読み終えるか終えないくらいのタイミングで親子丼が登場。ああ。いかにも食堂の親子丼という風情でいいですね。ふわとろすぎないところがまた食堂らしくてたまらないです。さっそく箸をつけると、うん、これですよ。何というか安心するというか、これぞ普段食べる味なんですよね。特別いい卵を使っているわけでもないし、特別いい鶏肉を使っているわけでもない。でも、家で作るのとも違う。1,360円もする京のつくね家のとも違う。まあ、ひらたく言うと普通においしい食堂の味なんですよね。すごいこだわりがあって凝ったことをしているわけでもない、でも手を抜いているわけでもない。普通の人が普通に食べる、普通においしいものという感じですね。日常の中にあって、ああおいしかったさあ仕事戻ろうか、という感じの味です。コストパフォーマンスも抜群ですしね。大衆食堂っていいなあと思っちゃいました。親子丼に限らず、これから大衆食堂系をせめていくのも悪くないなあ。学食にプラスアルファくらいの値段ですから、予算的にも普段使いできますしね。普段使いとしてはこれでいいとして、それでもやっぱり非日常系も探してみたい。というわけで、親子丼行脚は継続です(^^)12月の休業日12月13日(火)12月18日(日)12月20日(火)12月27日(火)12月の昼酒営業日12月10日(土)12月17日(土)12月23日(祝)12月24日(土)※昼酒営業時間は各日15時くらい~18時。 夜の営業は19:00~26:00。 日本酒BARあさくら京都市中京区木屋町御池下がる一筋目東入る大久ビル2F(中京区上大阪町518-2)Tel/FAX:075-212-4417mail: yoshias5@hotmail.com