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テーマ:☆主婦の生活☆(1566)
カテゴリ:ウォッチング
来年の家計簿を買った方もおられよう。
織田作夫人一枝さんが使用していた家計簿は、昭和16年、18年とも日本女子大学助教授の氏家壽子校閲で婦女界社発行のもので85銭である。 表題が「予算実行貯金の出来る家計簿」とある。なるほど、中身も各月の冒頭に予算表が費目別にあり、特別支出予定、本月買物予算の表が掲出されている。 たまたま、顧問先の会社で各事業部の販促予算・実行管理を表にして毎月行なっているが、原価や効果意識を持ってもらうためには有効である。 家計簿は次いで、収入明細表が1頁あり、毎日の支出の記載欄が1頁に2日分設けられている。しかも2日間の費目別合計欄も親切に設けてある。 さらに、下欄に本日までの収入、支出、差引残があって、残高意識を持つように仕組まれているの。 半月の日報が終わると、「半ヶ月反省」欄があり、費目別の予算と実際の支出額を対応できるようになっているから厳格なことだ。16年の8月など一枝さんは129.74円の支出で予算の99.2円を30円ほどオーバーしている。どうも外食代など交際・娯楽費やタバコ代などの特別費が嵩張ったようである。 月末の決算表が見開きであり、貯金欄や反省の記入スペースも設けられている。最後が「本月分掛買控」欄があるが、織田作家では本代が90%以上といってよい。当然、この掛買の本代は月末に支払われている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年12月28日 21時28分03秒
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