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テーマ:競馬全般(7404)
カテゴリ:織田作之助
先週の競馬ダービーはほんと久しぶりに馬券をあてずっぽうに買ったが、案の定のハズレだった。
競馬に関しての小説やエッセイが多い作家には、寺山修二、山口瞳、浅田次郎があげられる。ところが62年前の昭和21年に織田作は『競馬』という、この時代において珍しいテーマの作品をすでに書いている。この小説は3年前、『秋深き』として映画化されている。 織田作は大阪文壇の藤島桓夫、秋田実、長沖一、吉田留三郎とは競馬や将棋、ビリヤードも楽しんでおり、麻雀も好きであったから、遊び人の一面があった。競馬は京都の淀、阪神の鳴尾に通っているが、初の三冠馬「セントライト」が誕生した(昭和18年)のもこの頃である。東京に行ったときには白崎、瀬川という三高時代の仲間と府中競馬場も楽しんでいる。 この府中と隣の稲城は余輩が27年住んで、競馬場にも親しんだものだ。アパートでは階下に沢騎手(後に調教師)が住んでいて交流もあった。 単勝で一点張りで買っていたハイセーコーがダービーで敗れたのにはショックだった。 さて、2年後の織田作生誕イベントのひとつに、ぜひ京都か阪神での「織田作之助記念賞」という冠レースを実現したいものだと夢想している次第。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年06月05日 18時55分24秒
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