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テーマ:今日の出来事(291288)
カテゴリ:ライフスタイル
当家で2台目の小型扇風機がボタンスイッチの接触が悪く、そんなに高価なものではないので、中型量販家電店を覗いたら、扇風機の棚3段が空っぽで売り切れとのこと。様々なタイプの扇風機が使い分けられる、「新扇風機時代」の到来だ。
昭和の40年代後半、東京のマンションやビルに一室を借りての事務所のこと、夏は朝から日差しが強く、午後はどんどん温度が上昇、あるのは3台ほどの扇風機だった。 そこでアイデアとして、朝、ベランダに大きい扇風機を移して、その前に水を入れたバケツを置く、すると室内に届く風は涼しさが増すのだ。 勤務中に、男性社員はついにランニングシャツだけになり、手ぬぐいを首に巻いたりする、汗で濡れると水で絞ってそれで頭に乗せたり、首を拭くと少しひんやりする。風呂上りのような社員もいる。 扇子や団扇で扇が手元から離せない。その扇ぎ方がなかなか乙な男性がいたりする。講談師のように扇子をパシャとたたむ様子がなかなか粋なのだ。扇ぎ方で性格が出たりするのだ。 男性だけの残業となれば、ステテコ姿で軽快に原稿を書くのが当たりまえ、近くの自販機でファンタの瓶を買ってきて一休みするのが至福だ。 仕事終われば、同じビルの地下の小さな居酒屋でビールということになるが、ここがまた蒸し暑く扇風機が回っている。 布巾で覆った大きな氷塊がカウンターに置いてあったりすると、それをそっと手で触るのがなんともいえない涼味である。 もちろんアパート○○荘に帰っても扇風機だ。中古の不要になったエアコンを会社から貰って取り付けたのは昭和50年代後半になってからだ。 節電が叫ばれ、頭から協力拒否の知事もいるようだが、先ずは受け入れて、その代わりに今後の電力源について話し合う姿勢が必要だろう。庶民はさっさと、節電に協力する態度をとっているのが救いだ。 今夜の「カンブリア宮殿」のゲストの鳥越俊太郎の言葉、「真実に向き合い忠実でいる」、ガンの克服体験や現場に踏み込んでの取材の精神と態度を表していて素晴らしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年07月02日 20時30分12秒
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