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カテゴリ:織田作之助
毎日新聞「オダサク周遊」(2月14日夕刊)より
喜怒哀楽の渦巻く庶民の生活を地べた絡み続けた。戦後の代表作「世相」にも、彼の目線の置きどころ」や「心の目」を感じとることができる。 …地べたから庶民を見る目、陋習や権威におもねらない心意気、大阪人の合理性…。あえて思想という言葉を使えば、「無思想の思想」かもしれない。 …オダサクが死の間際まで心に築き上げたであろう「反逆」と「反骨」の精神、それに基づいた類いまれな「観察力」。 …冬の白い風の「白」とは、きっと無限の荒野である白い原稿用紙に立ち向う彼の気概であったと思いたい。(有本忠洋記者) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年02月17日 16時48分54秒
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