ルミナート版画
家族で出かけた先で見かけた絵を,なかば衝動的に買ってしまいました。ケン・ショットウェルという米国のアーティストのルミナート版画です。絵ってあまり詳しくないので,ルミナート版画もショットウェルも知らなかったのですが,1歳のしんちゃんも含めて,家族全員一目惚れ状態♪♪ルミナート版画とは?一見キレイな感じの風景の版画ですが,コンピュータ制御の特殊な蛍光灯をあてると,昼→夜→朝→・・・と、まるで時間の経過をみるように変化していく,というのがルミナート版画。以前ニュースステーションやワールドビジネスサテライトで作品が紹介されたこともあるそうですが,私,全く知りませんでした(^^;買ったのは新作の「トロピカル・スプラッシュ」という作品で,トロピカルリゾート系の風景のリトグラフで,描かれているのは入り江とヨット,建物。普通の状態で見ると,昼間。それが,付属の特殊なライトをとりつけてみると,夕暮れ→夜→夜明け・・・と時間が経過するように色が変化し、夜の風景になると建物からはふわりと窓明かりがこぼれ,空には花火と星のイルミネーション,入り江の色もなんともいえない幻想的な色に移り変わってゆくのです。うかびあがる幻想的な光に,ものすごく,癒される~・・・変化がよくわかるように,暗室がしつらえてあったのですが,さきは暗室にこもってなかなか出てこないし,暗くてこわかったしんちゃんも暗室の入口のカーテンをあけて中を見せてあげると,大興奮で,近くで見たくて近寄ってはこわい!と引き返し・・・の繰り返し。名画よりも現代的な技術を駆使した工業デザインみたいなものやラッセン系の絵を好む傾向のあるパパもかなり気に入っている模様。NASAの設計技師であった作者が8年かけて開発した,鉱物をすりつぶして作った塗料が使われているそうで,普通の蛍光塗料だったら1・2年で光らなくなってしまうところ,このルミナート版画は光を失わないのだそうです。ほんとかな?画廊で作家の来日イベント&展示会の予定があるそうで,作品がなくなっちゃうと困るから・・と「非売」になってたのですが,あまりの気に入りように,1点ぐらい売ってもいいよという話になり,安い買い物ではないので一瞬躊躇はしましたが,家族旅行も行ってないし,子供達もものすごく気に入っているようだし,パパの昇進記念だ~・・・と結局買ってしまいました。絵の値段って,微妙ですよね~。画廊の取り分も相当のものだろうし,表示されていたお値段からいきなりこんなに?ってほどディスカウントされるのが普通だし,展示されているもの以外にこんなのが・・・って続々登場してきたり。非売っていうのも商売の手だったのかも。非売だから欲しいと思ったわけではないけれど(苦笑)絵なんてもともと値段があってないようなものだから,この絵なら,これぐらい払っても手に入れたいと思うかどうかが全て!・・・っと思っていながらも,ネットで取引の相場をチェックして,購入価格はまあ相場の価格だったようで安心する私でした(^^;