以前の日記を少し手直ししました　m(__)m

兄貴の昔話・・・

何年か前、記録的な寒波がやってきた、ある日・・・
兄貴のDNAは、スイスにあり、寒いのは
大好き！元気いっぱいに朝の散歩に出かけて行った。

その頃は、近くにある。山の中へよく散歩に行っていた。
その山には概観からはちょっと想像出来ない
大きな池がある。
その日は、寒波の事もあって、
珍しく一面、氷が張って・・・
目を見張るほど神秘的だった。

すると・・・こぉ～～ん、キュキュキュ！！
こぉ～～ん、キュキュキュ！！
これまた、不思議な音が聞こえてきた。

興味津々の兄貴・・・

池の中に入れないようにしてある、金網の下を
くぐり・・・音のする方へ行ってしまった。
見ると・・・対岸に釣り人・・・氷を割るために
紐に石をくくり付け、氷の上に投げては、引っ張りあげる
その時に出ている音だった。
なぁ～～～んだ！！と　母ちゃん

し・か・し・・・兄貴は違った・・・

何を思ったのか、兄貴はその音のする方へ
氷の上を歩いて行ってしまった。　

うっ！！・・・母ちゃん真っ青！！

それからの母ちゃん・・・・すごい！！
人間とは思えぬ早業で・・金網をよじ登り
どんどんと対岸に向かって歩いて行く兄貴に
おやつを見せて、大声で呼び寄せた・・・

おやつが目に入った兄貴・・・
母ちゃんの方へ氷の上を歩いて来たが・・・

もう少し・・・っと言う所で氷がピシっと音をたてた・・・

まずい!!　兄貴も一瞬ひるんで足が止まった

母ちゃん、おやつを兄貴に見えるように、
ぽ～～んと地面に投げた！！

やった！おやつ！っとばかりに、兄貴も跳ねた。
同時にバシっと氷は割れたが・・・・
兄貴はシッポをぬらす程度で帰ってきた。

やったぁ～～～　

母ちゃん、しばらく体が震えて動けなかったのに
兄貴は、おやつ・・・もっとちょうだいっと
ぬれたシッポ振っていたとか・・・
母ちゃんが、今でも鳥肌立てながらお話しする
兄貴の武勇伝です



　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　６年も前のお話です