「オモイヒトカケラ」
「そう、あったのは誤解と勘違い、そしてすれ違い・・・。」 きっとこのフレーズは、最も的確なフレーズだと思います。---------------------------------------- 全てを受け入れて、自分で泥をかぶればかぶるほど、続く不幸と無気力の連鎖 たぶんその声はもう届かないのでしょう。 自分の幸福が後回しであるが故の、責め苦 その論理の崩壊は、予定調和だったのでしょう。 心は壊れ、体が病んだとしても、救いがあるのなら 終幕が視えていれば、最悪は避けられたのでしょう。 始まりはなんでもないこと。たった一つのカケラ。そして悲劇は転がり落ちていく 誰が、この事態を予測していたのでしょう。 些細なことが疑心暗鬼を生み、大きな歪みへと重みを増す 加速していく暴走に、心は奪われ、 互いの真実と背景は、すれ違い、 平行線は、最悪の事態へと収束していく その想いは、もう届かない。一欠片たりとも 悲劇の連鎖を、観客は喜劇とあざ笑うのでしょう。 さぁ、どこで間違えた? 病んだ心は、向こうを見ない ただ後ろを振り返り、嘆くだけ そこに希望はない 絶望があるだけ そこに意味はない 虚無があるだけ そこに活路はない 閉鎖があるだけ そこにはない そう、何もない。 そう、何も・・・。 ドコで間違えたなんて、無駄な問い。 ドコで間違えたなんて、いまさら分かりきったこと。 その問いの答えは必要ない。 必要なのは・・・。 ・・・あなたにも、救いが必要ですか? 私には・・・。---------------------------------------- -彼の天使は、飛べないことを思い知る。 楓版「オモイヒトカケラ」です。 あまり解説したくないんですが(解釈はひとそれぞれなので)重い―想いがかけてあることだけ書いておきます? さて、眠れぬ夜の過ごし方。 「ひぐらしのなく頃に」なんていかがでしょう? 「Fate/stay night」もおすすめですが。 眠れる夜に、安らかな夢を・・・。