テーマ:映画館で観た映画(8524)
カテゴリ:映画
今日は、映画「ブタがいた教室」について。
この映画、ブログ仲間のMt.gliga0815さんが紹介されていて 気になったので、急遽、見に行ってきました。 * ボキャブラリーがかなり少ない私ではありますが、 鑑賞した映画の感想(一言)には、 何個かの表現方法があります♪ 例えば、 面白い映画でした、 楽しい映画でした、 泣ける映画でした、 重い映画でした、 不思議な映画でした、 つまらない映画でした、 などなど。 で。 今回のこの「ブタがいた教室」の感想は・・・ 「“良い”映画でした」、 です 映画後半、 子供たちがディベートを始める頃からは、私、 最後まで、ずっと泣き通しでした。 また、泣けるだけでなく、 すごく考えさせられる作品でした。 考えれば考えるほど、私は 「結論」が揺れてしまいました。 今、これを書きながらも 気持がぐらぐらしています。 * あらすじ: 「ブタを1年間飼育し、その後、それを皆で食べましょう」 とある小学六年生のクラスで 新米担任の星先生が、生徒たちに話しかけました。 先生の狙いは、子供たちに “「命」を頂いて自分たちは生かされている”ということを 理解してもらうことでした。 子供たちは、最初は、びっくりしていましたが、 すぐにブタを一生懸命、愛情をこめて 世話し始めます。 飼育における色々な苦労を、皆で乗り越えながら ついに季節は一巡し、卒業式の日を迎えます。 当初の約束だった、 飼育したブタを1年後に 食べるという行為を皆は行ったのでしょうか? 「Pちゃん(飼っていたブタ)はペットなの?食べ物なの?」 【注意:以下、完全ネタばれあり!】 私もあの立場(先生)だったら、 妻夫木くん扮する星先生の結論と同じ答を 出すと思います。 (理由は一番最後に) ただ、食肉センターに送ってそれで終わりっていう 最後には、納得がいきませんでした。 これだと、先生の言う「命」や「食」の大切さが 生徒たちは伝わらなかったんじゃないかな。 どの子にも、Pちゃんを「殺して」しまったっていう 後悔・罪悪感だけが 心に残ってしまったんじゃないかと すごく心配してしまいました。 映画の途中で、生徒の親(料理人?)が、 「昔は、飼育していた動物を殺したとしても、 何一つ無駄なく、全ての部位を利用した。 (骨?を畑に撒いて肥料にしたり・・・) 命を繋ぐんだ。命を頂くんだ。 それらを実際に見て、動物を殺した人たちを鬼だと思わなくなった」 というようなことを話されていました。 今回は、この「命」の循環・リレーを 食肉センターに送ることで 誰も見ることができませんでした。 食肉センターではなく、 もう少し身近なところで・・・ 例えば、この生徒の親に協力してもらうとか できなかったのかな。 * 後、校長先生が最初におっしゃたように 「ブタ」ではなく「鶏」や「魚」を飼育する方が 良かったと思います。 だって、ブタだと 「かわいい」という感情が入りすぎてしまいますもんね。 やっぱ、残酷です。 * とまぁ、色々と書いてきましたが、 でも!!! すごく活きた授業をされる先生ですよね。 私に子供ができたら、 こんな先生に是非、子供を託したい 詰め込む一方の授業ではなく、 「考える」授業って貴重ですよね。 社会に出て、一番活きる授業だと 思います。 今、私もそれ(考えること)で苦労しています(笑) また、 子供たちの台本のない「素」の演技を観て(ディベート部分) 私も、“自分の考えを口頭で皆に伝える”という 訓練をもっとしなきゃって 反省させられました 小学生なのに、 君たちの討論はなんて立派なんだ! 詳しくは↓ ブタがいた教室 公式HP * 追:私が星先生と同じ答えを選ぶ理由 1.言いだした先生が責任をとらなくてはいけない 2.「卒業しても、また世話を手伝いにくるよ」と 生徒たちが話していても 中学生になれば、忙しくて来れないかもしれない 3.先生もおっしゃる通り、子供たちは 精一杯悩んで、考えた。これ以上の負担をかけてはいけない。 3年生に育ててもらうのは、問題(悩み)を 先延ばしにするだけ などなど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/11/16 01:18:01 AM
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